ボディビル世界チャンピオンの鈴木雅選手がダンベルトレーニングを解説。ダンベルを用いたトレーニングのメリットは、「自由に動かせる」というところ。しかし、その分、動作が難しいので、よくあるNG動作になっていないかチェックしてみよう。

取材・文:藤本かずまさ 撮影:北岡一浩

上腕三頭筋

ダンベルフレンチプレス
◆ポイント:肩を開かない

「上腕三頭筋のダンベルトレーニング」ボディビル世界王者が教える家でもできる最強トレーニング種目とは
(画像=『FITNESS LOVE』より 引用)

最初に「気をつけ」の姿勢を取り、前鋸筋がストレッチされるのを感じながら上腕を上げ、肘を曲げてダンベルを保持する。このときは上腕を耳につけるようなイメージで、肩を安定させた状態で構える。そこから肘を伸ばしてダンベルを挙げていく。

◆NG動作

「上腕三頭筋のダンベルトレーニング」ボディビル世界王者が教える家でもできる最強トレーニング種目とは
(画像=『FITNESS LOVE』より 引用)

肩関節の柔軟性が乏しい人は、このように肩が開きがちになる。これでは上腕三頭筋全体には効かせられない。スタートポジションを作るときは、腕を前の方向から持ってきて前鋸筋を伸ばしながら上腕を耳に近づける。

キックバック

◆ポイント:肩のポジション

「上腕三頭筋のダンベルトレーニング」ボディビル世界王者が教える家でもできる最強トレーニング種目とは
(画像=『FITNESS LOVE』より 引用)

スタートポジション作り方はワンハンドダンベルロウイングと同様。股関節で支持して頭の方向に骨盤を立てて、体幹を安定させる。肩をしっかりと安定させて、その肩のライン上に肘を持ってくる。そこから肘を伸ばしてダンベルを持ち上げる。動作中、自然な感じで肘が動くのはOK。

◆NG動作

「上腕三頭筋のダンベルトレーニング」ボディビル世界王者が教える家でもできる最強トレーニング種目とは
(画像=『FITNESS LOVE』より 引用)

腰を丸めるなど姿勢が悪いと、肩が安定せずに上腕三頭筋全体を刺激することができなくなる。姿勢の作り方は、地面に対して上腕が平行になり、それに伴って身体も平行になるというイメージ。正しい姿勢で行うと、肩が動かずに安定した動作ができる。

提供元・FITNESS LOVE

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