
シント=トロイデンVV(STVV)は先月、FC東京下部組織出身のFW原大智(23)がレンタル期間満了により退団すると公式発表した。しかし、ここにきて同選手の再獲得に向かう可能性があるようだ。1日、ベルギーメディア『VOETBAL』が伝えている。
原大智は昨年8月にラ・リーガのデポルティーボ・アラベスからSTVVへレンタル移籍。シーズン前半戦は日本代表FW林大地(25)とポジション争いを繰り広げていた。しかし、今年1月にFW鈴木優磨(26)が鹿島アントラーズへ復帰したこともありレギュラーに定着。ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)全34試合中20試合の先発出場で8ゴール3アシストと結果を残していた。
STVV幹部は5月末、原大智の完全獲得に動いていることを地元メディアのインタビューで明かしていたが、先月7日に退団を公式発表。同選手はスペイン2部降格のアラベスで2022/23シーズンを過ごすとみられていた。
しかしアラベスの専門サイト『Noticias de Alava』は「ハラの将来について、確実なことはない」と報道。『VOETBAL』はこの報道を引用した上で「STVVには6人の新戦力がいるが、さらに2人のアタッカー獲得が約束されている。一人目はハラかもしれない」と主張。くわえて、同選手とアラベスの契約期間が来年6月までであることにも触れている。
STVVの攻撃陣では鈴木優磨や原大智にくわえて、FWジョアン・クラウス(25)やコンゴ民主共和国代表FWネルソン・バロンゴ(23)も2021/22シーズン終了後に退団。先月末の時点でSTVVに所属するストライカーは、林大地とFWファティ・カヤ(22)のみであり、ベルント・ホラーバッハ監督がアタッカー2名の獲得を望んでいると伝えられている。
またベルギー国内の複数メディアは、STVVの新戦力候補として柏レイソル所属のU21日本代表FW細谷真大(20)や横浜FC所属のFW小川航基(24)を挙げている。
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