久保建英をウーデゴールと比較!現地紙「ソシエダに移籍すれば…」
(画像=久保建英 写真:Getty Images、『Football Tribe Japan』より 引用)

 日本代表MF久保建英(21)は、レアル・マドリードからレアル・ソシエダへの移籍が噂されている。その中、かつてレアル・マドリードからのレンタル移籍を繰り返したノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴール(23)と比較する声が上がっているようだ。6月30日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が伝えている。

 久保建英は昨年8月、レアル・マドリードからRCDマジョルカへレンタル移籍。元日本代表指揮官であるハビエル・アギーレ氏の監督就任以降ベンチ要員になったこともあり、レンタル期間満了による6月30日での退団が既定路線となっている。

 また『エル・エスパニョール』をはじめ複数のスペインメディアは、同選手が2022/23シーズンのレアル・マドリードで構想外だと報道。EU圏外枠の兼ね合いや2021/22シーズン終盤での出場機会減少を理由に、他クラブへのレンタル移籍が濃厚とみられている。

 そんな久保建英の去就については、レアル・ソシエダが5年契約による完全獲得をレアル・マドリードに打診したと、スペイン紙『マルカ』が先月22日に報道。しかし、レアル・マドリードはレンタルでの放出、または買い戻し条項の付帯を求めていることから拒否したとみられている。

 ただスペインメディア『eldesmarque』が先月末伝えたところによると、レアル・ソシエダは同選手の完全獲得にこだわるとのこと。MFマルティン・スビメンディ(23)とFWジョン・カリカブル(19)を交換要員として譲渡し、移籍金の引き下げを狙っているという。

 その中『ムンド・デポルティーボ』は「クボがウーデゴールの足跡をたどる」と見出しをうち、久保建英と現在アーセナル所属のウーデゴールを比較。久保建英にレアル・ソシエダ移籍の可能性があることにふれた上で「レアル・マドリードはウーデゴールがソシエダで成功を収めたことを忘れていない」

 「クボと同じく、このノルウェー人は2019/20シーズンにレアル・ソシエダで飛躍する前、2度オランダへのレンタル移籍で失敗を経験した。レアル・ソシエダでは36試合に出場して7ゴール、8アシストをあげた」と、レアル・ソシエダにおけるウーデゴールの活躍ぶりを紹介。

 その上で「レアル・マドリードは、若い才能をケアして成長を促すレアル・ソシエダの能力を高く評価している。また、攻撃的な試合運びに対するセンスや献身性も、レアル・マドリードが好む決定的な要素だ。レアル・ソシエダは、クボを多くのクオリティを持ちながらも成長の余地のあるサッカー選手と見ている」

 「その意味で、もしこの日本人のレアル・ソシエダへの移籍が実を結べば、マドリードではウーデゴールのような成長を期待することになる」と主張している。

 レアル・マドリード加入以降、4度のレンタル移籍を経験している久保建英。FIFAワールドカップ・カタール大会での活躍が期待される中、レアル・ソシエダへの移籍が決まった場合には、自身のキャリアにおける大きな転換点を迎えるかもしれない。

提供元・Football Tribe Japan

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