
PSVアイントホーフェン所属の日本代表MF堂安律(23)は、ブンデスリーガのマインツ移籍が噂されていたが、ここにきてSCフライブルク移籍に近づいているかもしれない。6月30日、オランダメディア『ED』や『VOETBAL』が伝えている。
堂安律は2020/21シーズン終了後、アルミニア・ビーレフェルトでのレンタル移籍期間を終えてPSVに復帰。アイントラハト・フランクフルトやボルフスブルクなどドイツ国内の複数クラブからの関心が伝えられ、選手本人もPSV退団を望んでいたが、ロジャー・シュミット前監督からの説得もあり残留していた。
そして迎えた2021/22シーズンには、エールディビジ(オランダ1部)で17試合に先発出場して8ゴール1アシストをマーク。一定の結果を残していたが、今夏の去就は不透明とみられている。
そんな堂安律については、5月上旬にマインツとの個人合意がドイツ国内で報じられていたものの、代理人が報道内容を否定している。
また今月に入ると、PSVのルート・ファン・ニステルローイ新監督がプレシーズントレーニングでのパフォーマンスを見極めた上で、堂安律の去就に関して決断を下すと、ドイツ紙『ビルト』が報道。これに対して、ドイツ紙『キッカー』はマインツが依然として同選手の動向を注視していると主張していた。
その中『ED』は、「PSVがドウアンを高額で売却しようとしている」と報道。これによると、ブンデスリーガのSCフライブルクが堂安律の獲得を強く望んでいるとのこと。一方、PSVは移籍金として少なくとも800万ユーロ(約11億3000万円)を要求するものとみられるほか、すでにSCフライブルクと合意に達する可能性を探っているという。
また、ドイツメディア『フースバル』は『VOETBAL』の報道を引用する形で「ドウアンの移籍金はボーナス込みで850万ユーロ(約12億円)と言われている。PSVのアタッカーがSCフライブルクに引き取られようとしている」と、堂安律が移籍間近であると主張している。
そのSCフライブルクは、昨年8月にも堂安律への関心が報じられている。またSCフライブルクのクリスティアン・シュトライヒ監督が当時、同選手獲得の可能性をクラブ内部で議論していることを明かしていた。
なお、SCフライブルクは2021/22シーズンのブンデスリーガを6位で終了。2022/23シーズンのUEFAヨーロッパリーグ出場権を獲得している。FIFAワールドカップ・カタール大会出場を見据える堂安律のブンデスリーガ復帰が現実味を帯びている。
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