暑くなってくるとやはり気になるのがダイバーズウオッチ。別に本格的なダイビングをする人でなくても、耐水性に優れた時計は汗や雨に濡れたりしがちな季節でも安心して使えるし、何かと重宝する。ヘビーデューティなデザインでブランドごとに個性が際立ったモデルが多いジャンルだけに、自分好みの1本を見つけやすいだろう。
最近の時計全体に言えることだが、作り込みがしっかりしたダイバーズウオッチも価格帯がかなりアップしている。それでなくても比較的ハードな使い方をすることの多いダイバーズに大金を払うのはなかなか難しいという人も多いだろう。ダイバーズは価格が機能にそのまま反映しやすいが、見た目も機能も安っぽくなく、それでいてなんとか手が届くリアルなラインとして、今回は30万円台までという縛りを設けて2022年モデルのなかから狙い目のダイバーズウオッチをチョイスしてみた。またあわせて時計界のトレンドになっているカラーダイアルにもフォーカスしている。ちょっと遊びのある色味のほうがダイバーズの個性にマッチするのではないかと思う。
【編集部おすすめモデル01】チュチマ グラスヒュッテ/M2セブンシーズ S
Ref.6156-04。SS(40mm径)。50気圧防水。自動巻き(Cal.330)。30万8000円
ドイツ軍用時計の系譜を受け継ぐチュチマによる50気圧本格ダイバーズ。既存モデルでは44mm径だったサイズが40mmとサイズダウンして使いやすくなっているが、視認性を確保するための大振りな針とインデックスは健在。回転ベゼルもボリュームがあって操作しやすい。デイト表示装備なうえに、秒針の赤も差し色として良いアクセントになっており、それでいて嫌味のないルックスなのでデイリーユースには最適だろう。
【商品に関する問い合わせ先】トラストゲインジャパン TEL.03-6810-9305
tutima-japan.com
【編集部おすすめモデル02】ロンジン/レジェンドダイバー
Ref. L3.774.4.30.2 。SS(42mm径)。30気圧防水。自動巻き(Cal.L888.5)。31万4600円(2022年7月1日より新価格33万円)
時計の歴史において重要な役割を果たしてきたロンジンが、1959年の傑作モデルを現代風にリファインしたダイバーズスタイルのモデル。ロンジンらしいデザインのインナーベゼルを採用し、アワーマーカーとアラビア数字インデックスもかなりクラシカルで落ち着いた雰囲気で、ちょっとドレッシーなダイバーズとして活躍範囲は広そうだ。自動巻きムーヴメントにはメンテナンス性の高いシリコン製ヒゲゼンマイを採用しており、安心して使うことができる。
【商品に関する問い合わせ先】ロンジン TEL.03-6254-7350
longines.jp
【編集部おすすめモデル03】モーリス・ラクロア/アイコン ベンチュラー 38M
Ref.AI6057-SSL5F-630-D。SS(38mm径)。30気圧防水。自動巻き(Cal.ML115)。26万9500円(ブレスレットが付属)
2016年に初登場して以来、モーリス・ラクロアを代表するモデルとして確立したアイコン。ベンチュラーは30気圧防水の堅牢設計となったアイコンのダイバーズ仕様だが、22年には38mmというコンパクトなサイズバリエーションが登場。特徴的なデザインのベゼルはセラミック製で高級感がある。サテンとポリッシュの使い分けが巧みで、スポーティブな雰囲気が際立っている。
【商品に関する問い合わせ先】モーリス・ラクロア公式サイト
mauricelacroix.com/jp_ja/
【編集部おすすめモデル04】オリエントスター/ダイバー 1964 2nd エディション
Ref. RK-AU0602E。SS(41mm径)。200m防水。自動巻き(Cal.F6N47)。公式オンラインストア「with ORIENT STAR」限定。15万4000円(換えのラバーベルト付属)
1964年に発売されたオリエントのカレンダーオートオリエントのデザインを継承したモデルで、60年代当時を彷彿させるドットインデックスや鋭角なラグなどが特徴的。ムーヴメントは自社製自動巻きで、50時間のパワーリザーブを誇る。しかも12時位置には、ダイバーズとしては珍しくパワーリザーブインジケーターも搭載している。エクステンション付きのプッシュダブルロック式三つ折りバックルブレスレットの装着感は上々だ。
【商品に関する問い合わせ先】オリエントお客様相談室 TEL.042-847-3380
orient-watch.jp/orientstar/
構成◎堀内大輔(編集部)/文◎巽 英俊
提供元・Watch LIFE NEWS
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