神奈川県小田原市を流れる酒匂川河口へ、テナガエビ釣りに行ってきた。今回は「ちょっと早いけど釣れるかな」とタカをくくっていたが、やはり時期尚早で苦戦、リベンジを誓う釣行となった。
酒匂川でテナガエビ釣り
今年最初の真夏日となった5月29日(日)、神奈川県小田原市を流れる酒匂川河口へ。小学5年の息子とテナガエビ釣りに出かけた。
「テナガは梅雨狙い」というのが定石だと思っており、今回は時期尚早のタイミング。去年7月によい釣果を得たので、「ちょっと早いけど釣れるかな」とタカをくくっていたが、そううまくはいかなかった。
10時すぎ、酒匂川河口の酒匂橋に到着。最高気温が30度を超える予報だったため、近くのスーパーで飲み物など熱中症対策商品を購入。
徒歩で河川敷にエントリーし、昨年釣果のあった消波ブロック帯を探索する。陰になっている所がよかったので、そこを探すのだが、あいにく10時20分が干潮。消波ブロック帯は水が引いて底が露出しており、釣れそうな場所が少ない。辛うじて見つけたところで赤虫エサを付けて仕掛けを入れてみると、まずは7cmのダボハゼ。
良型のオスをキャッチ
とにかく仕掛けを入れようにも、底が露出している所ばかりで、どうにもならない。テトラの沖側に仕掛けを入れると、川の流れで流されてしまう。
底が見えないような50cm~1mの水深のポイントを探し歩き、ようやく見つけた所で、なんとか仕掛けを入れると、息子の竿に待望の引き。クーンクーンという本命独特の引きだ。枝などが覆い被さっているため、途中でのバラシもありえる。貴重な1尾ということで、小さいタモ網でサポート。12cmの良型が登場した。
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パワーイソメで追釣
私は赤虫ではなく、疑似餌のパワーイソメの先端部分のみをハリに付けてチャレンジ。潮は変わって徐々に水位が上がっているようで、だんだんと竿が出せる場所が増えてきた。
テトラの裏の止水スポットを見つけ、そこに仕掛けを入れると、すぐにウキが消し込まれる。きっと本命だろうと確信し、しっかり食い込むまで待ってから聞き上げると、予想通りの展開。8cmのオスだった。
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この後も転々と探ったが、なかなか好転せず、予定があったため、正午すぎに終了。釣ったエビは唐揚げにしたかったが、2尾だけだったので、もっと大きくなって会えることを願ってリリースした。
テナガエビ攻略のポイント
やはり、テナガは梅雨時なのか。この消波ブロック周りでは、水位が十分にあるほうが、狙えるポイントが増えるので、長い雨が続いた後は狙いめだろう。
かつ、上げ潮のほうが、川の流れに逆らって全体的に流れが緩くなる。満潮に重なれば水位も上がった状態で可能性も倍増する。これがこの酒匂川での攻略ポイントなのかもしれない。
<週刊つりニュース関東版 神奈川・青砥一生/TSURINEWS編>
提供元・TSURINEWS
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