目次
タイムトラベルし、世界線が分岐
別の世界線へ移動して、チェックメイトする
相手のタイムトラベルを予測し、こちらのタイムトラベルで勝利を目指す
point
- 時間移動、世界線移動が加わった5次元チェスが発売される
- チェスの駒を過去にタイムトラベルさせることで、世界線が分岐する
- 駒の特性に従って、過去や他の世界線へ移動可能。別の世界線のキングをチェックメイト
ゲーム開発を手掛ける「Thunkspace, LLC」は、5次元でチェスをする「5D Chess With Multiverse Time Travel」をリリースしました。
このチェスはその名称の通り、5つの次元(3次元空間、時間、並行世界)を駆使して相手への勝利を目指します。
現在から過去に刺客を送って世界線を変更したり、相手を追い詰めたりできるため、通常のチェスよりもはるかに複雑なゲームとなっています。
「タイムトラベル」「世界線移動」が可能になった「ターミネーター」のような世界での疑似戦争を体感できるでしょう。
タイムトラベルし、世界線が分岐
5Dチェスの基本的なルールは、通常のチェスと変わりません。
ただし、自分の駒を過去に送ることが可能です。過去に送られた駒は今までにいた世界からは姿を消します。
そして指定した過去のある場面にタイムトラベルすることになります。
このタイムトラベルにより世界線は分岐し、世界には「タイムトラベラーが元々いた世界線」と「タイムトラベルした先の世界線」が存在するようになるのです。
例えばチェックメイトされそうなキングを過去に逃がすことが可能。
これにより世界線が分岐するため、「キング不在の世界線」と「2つのキング(通常のキングとタイムトラベルしてきたキング)が存在する世界線」が存在するようになります。
別の世界線へ移動して、チェックメイトする
また5Dチェスでは、駒を過去に転送して世界線を追加するだけでなく、世界線を移動することも可能。さらに、この世界線移動でも駒の特性によって異なった動きができます。
例えば、駒のルークの特性は「直線移動」です。そのため盤上では従来どおり縦と横に自由に移動できます。
そして、この直線移動は過去に対しても、同じ時間の他の世界線に対しても可能です。遮る駒が無い限り、制限なく時間軸直進・世界線軸直進できるのです。
ちなみに、キングは「隣接したマスすべてに移動」できる特性を備えています。
現在の盤上では従来通りの動きをしますし、隣接した時間軸や世界線軸に移動することも可能なのです。
世界線移動させる駒の選択だけでも、戦略の可能性が大幅に広がりますね。