データをみないで早とちりするなかれの3例

めったにテレビは見ないのですが、ご飯食べてる時にちょこっと見たりします。テレビがどんだけ適当なことばかり言ってるかはコロナではっきりしました。いまだにトンデモの学者とか医者になんのチェックもせずにコメント、つまり宣伝させています。

だいたい・・・電力不足、電力不足、エアコンの温度を1度上げてくださいというテレビが・・・

テレビはエアコンの温度を上げる4倍も電気を使っている
(画像=『アゴラ 言論プラットフォーム』より引用)

※野村総研の2011年の資料だがエアコンの消費電力少なすぎる気もするが・・

エアコンの温度を上げる4倍も電気を使っている!!

なのに「テレビを消してください」ってテレビでひと言も言うのを聞いたことがない。

これだけでどれだけ適当なんだよと思うが、さらに酷いのは出てくる素人コメンテーター。コロナの時の医者も酷かったが、それでもまだ医学は玄人。なんの知見もない素人に感想言わせちゃうから凄いです。

医者に経済についてのコメント聞くのも酷かった。「他国は経済が弱いのでコロナより経済を優先しますが日本の経済は強いのでこのまま何年も規制しても平気です」と言い放った医者もいた・・・・・。

本日はこうしたコメンテーターやアナウンサーがテレビで自分の感想を垂れ流すから、それが本当の事だと思っちゃうシリーズです。

仕事面でもこうした勝手な思い込みに縛られて大敗することがよくあります。

「ちょっと待て、その思い込み、間違っていませんか」

テレビはエアコンの温度を上げる4倍も電気を使っている
(画像=Eduard Muzhevskyi/iStock、『アゴラ 言論プラットフォーム』より引用)

高齢ドライバーは事故を起こすから自動車事故が増えた

これについては以前ブログにまとめました。

高齢者自体が増えていて人口の1/4ですから事故を起こす高齢者が多くて当たり前なのですが、免許持ってる人口10万人あたりの事故件数は

テレビはエアコンの温度を上げる4倍も電気を使っている
(画像=『アゴラ 言論プラットフォーム』より引用)

事故を起こす率が高いのは若年層です!!

特に10代は異様に事故率が高い。ついで20代で80歳以上はその次。

テレビのコメンテーターの中には「60歳以上は免許取り上げれば良いんですよっ」て言う方もいるのですが、

テレビはエアコンの温度を上げる4倍も電気を使っている
(画像=『アゴラ 言論プラットフォーム』より引用)

全年齢層の平均から換算すると

16〜19歳は3.15倍。20〜24歳は1.85倍も事故を起こしやすい。

65〜69歳までは平均以下
70〜74歳で全年代の平均になり
75歳〜79歳 1.04倍
80〜84歳 1.18倍
85歳以上 1.28倍

となりまして、

85歳以上でも事故を起こす確率は25〜29歳と同レベル

高齢者の免許を取り上げるならまず25歳以下に免許を取らせないようにしないといけない

若年層に免許取らせて高齢者から取り上げるのはつじつまが合わない。このあたりは↑のエントリーに詳しく書きましたが、重大事故だけに限りますと

テレビはエアコンの温度を上げる4倍も電気を使っている
(画像=『アゴラ 言論プラットフォーム』より引用)

未成年と85歳以上は運転するな!!!

になりますね。つまり高齢者自体が物凄い勢いで増えているので高齢者の事故も増えているわけですが、実は事故を起こす確率自体はたいしてかわらない。85歳以上は運転させない方が良いが、80歳未満なら若者のDQNのほうが恐ろしいのです。だって飛ばすもん。
そんなわけで、高齢者の事故が増えているのは高齢者が増えたからで高齢者だから事故を起こすというのは80歳未満なら偏見なのです。