ゆっくりしたいと思っているのに、つい仕事のことを考えたり、悩みごとをしていたりして帰ってからもくつろげない……、ということは誰にでもあるだろう。時々なら問題ないが、それが毎日となると疲労感は増すばかり。心身ともに休ませるには、定期的にボーッとする時間が必要だ。

そこで、今回は頭を空っぽにして観られるアニメを紹介していく。アニメならページをめくらずとも話が進んでいくので、BGM代わりにしたってかまわない。頭を休ませたいけど休ませられない時にぜひ観てみてほしい。

目次
■バトルシーンほぼナシの「ゆる系アニメ」6選
■バトルシーンも見たい人向け「バトル系アニメ」4選

■バトルシーンほぼナシの「ゆる系アニメ」6選

忙しい現代人にぴったり!? 頭を空っぽにして観られるアニメ、おすすめ10作品を紹介
(画像=『男の隠れ家デジタル』より引用)

ゆるっとしたストーリーが魅力のゆる系アニメなら、頭を使わずに観られる。ストーリーを順々に追わずに1話だけ観ても、その面白さが伝わるアニメを6つ厳選してみた。

男子高校生の日常

多くの大人が「こんなことしてた」「男子がよくやるやつ」と懐かしみ、思わず笑ってしまうエピソードが詰まった作品である。全12話あり、各回には5~11個の短いエピソードが詰め込まれているので、テンポよく観ることができる。

舞台は主に、主人公らの自宅や高校、道路、土手などだ。くだらないことを言い合う懐かしの青春時代を味わい、笑い、現実の悩みを吹き飛ばそう。

かくしごと

「隠し事は、描く仕事でした」というキャッチコピーが魅力的なアニメである。父と娘の物語なのだが、父親が『きんたましまし』という下ネタ漫画をヒットさせた漫画家という設定が面白い。娘に見せられない漫画を描いているため、父親が仕事について隠し通そうとする様子が見ものだ。

基本的にコメディ要素が強いものの、親子の絆や父親の葛藤がしっかりと描かれている。流し見してただけなのにドハマりしてしまう大人が多い。

斉木楠雄のψ難

主人公である斉木楠雄は、生まれつきの超能力者。自分で力をコントロールできないため、頭部に変な形の制御装置をつけている。なんとか目立たぬように学校生活を送ろうとするのだが、彼の同級生は強烈なキャラばかり。邪魔が入りつつも、超能力を活用して切り抜けていくというのが大筋のストーリーである。

斉木楠雄が周囲にツッコミを入れながら物語がハイテンポで進んでいくので、視聴者は頭を使わずに観れる。

かぐや様は告らせたい

本作は3期の最終話が放送されたばかりのアニメである。エリートたちが通う名門校、秀知院学院で巻き起こるギャグ系ラブロマンスに目が離せない。

主人公は生徒会長の白銀御行(しろがねみゆき)と副会長の四宮かぐや(しのみやかぐや)。この2人は両想いであるにも関わらず、高すぎるプライドが邪魔をして、なんとか相手に告白をさせようと必死になっているのだ。白銀と四宮の恋愛頭脳戦は大人も楽しめる。

月刊少女野崎くん

女子高生の佐倉千代は、同級生の野崎梅太郎に告白をしようとするが、「ファンです!」と言い間違えてしまう。すると、なぜか野崎は佐倉に「ゆめのさきこ」と書かれたサイン色紙を渡した。実は、野崎は人気少女漫画家だったのだ。

なんやかんやで野崎のアシスタントをすることになった佐倉は、野崎が考えるとんちんかんなネームや提案にツッコミつつも、野崎のペースに呑まれていく。

ヒナまつり

本作のジャンルはギャグ&SFだ。ある日、芦川組のヤクザである新田義史(にったよしふみ)が住む家に、謎の物体が現れる。この物体はシルバーの楕円形であり、少女・ヒナの顔だけが出ている状態だった。ヒナは超能力者であり、新田は恐怖から家に置いていたが、ヒナの生活能力の無さを知り、次第に親子のように接するようになっていく。

無表情、無口なヒナと激しいツッコミをする新田の掛け合いに注目してほしい。

■バトルシーンも見たい人向け「バトル系アニメ」4選

忙しい現代人にぴったり!? 頭を空っぽにして観られるアニメ、おすすめ10作品を紹介
(画像=『男の隠れ家デジタル』より引用)

バトル系といっても、ここで紹介するのはギャグ要素の多いアニメだ。疲れている時は常に情熱を燃やしてバトルをするガチガチのバトルアニメではなく、要所要所で戦ってるくらいのアニメがちょうどいい。日常系アニメが苦手な人はこちらを参考にしてみてはいかがだろうか?

ボボボーボ・ボーボボ

鼻毛真拳の使い手であるボボボーボ・ボーボボが、マルハーゲ帝国の皇帝に仕える毛刈り隊から人々の毛を守るために闘うギャグアニメである。登場人物の名前も癖も強烈で、小学生くらいの子どもなら爆笑しながら視聴するだろう。

ひたすらくだらないギャグシーンが続くため、疲れ切った脳に優しい作品といえる。

銀魂

漫画、アニメ、実写映画で有名になった本作は、架空の江戸時代を舞台に主人公・坂田銀時とその仲間たちがくり広げるギャグコメディである。軸となるストーリーはシリアスになっているが基本的にギャグ回が多く、気になる話だけかいつまんで観ても問題はない。

ワンピースやドラゴンボール、モンスターハンターなどの作品や、時事ネタ・芸能ネタをパロディ化しているのも人気の秘密となっている。

TIGER&BUNNY

笑いあり、涙ありのヒーローアクションが楽しめるTIGER&BUNNY、通称タイバニ。45年前から、この世にNEXTと呼ばれる能力者が誕生していた。その力を利用して人々の平和を守る存在がヒーロー。主人公であるワイルドタイガーもベテランヒーローなのだが、ある日突然新人ヒーロー、バーナビーとコンビを組むことに。

ボケ担当・タイガーと、嫌みなツッコミ担当・バーナビーの掛け合いや、仲間とともに成長していく様子は視聴者に笑いと勇気を与えてくれる。

痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います

本作はVRMMOが舞台となっているため、ゲーマーにおすすめのアニメである。痛いことを極度に嫌がる主人公・本条楓が、とにかくすべてのステータスポイントを防御力に極振りしていく。結果的にとんでもないスキルを獲得していき、運営さえも見守るスタンスをとっている。

ストーリー上バトルシーンは多いが、一貫してゆるっとしているのが特徴だ。