》G-SHOCKのハードな試験の全貌を初めて見学

【G-SHOCKの品質試験を拝見!】カシオの“羽村技術センター実験室”見学ツアーに参加しました!
(画像=寺田理人、臼井美優、『Watch LIFE NEWS』より引用)

カシオでは“評価規格”という試験項目が190項目前後ある。これらのテストのうち、それぞれのモデルに見合った100項目以上のテストが課されていきます

 G-SHOCKファンであればご存じかと思いますが、G-SHOCKには様々な耐久テストがあります。例えば“耐泥性試験”。防塵・防泥構造をもつマッドレジストモデルに行われるもので、こちらは実際に、様々な種類の砂や泥を含む水の中でボタンの動作をテストしているそう(写真左)。
また“静電気試験”では、時計に静電気を放電させ、その後も正確に時を刻むかテスト(写真右)。耐久テストと謳っているとおり、ハードな試験が課されているのです。

 しかも時計1本に課されるテストの項目は100以上。これらすべてをクリアした商品が製造にいたるというわけです。

》地面に叩きつけるような落下試験は迫力満点

【G-SHOCKの品質試験を拝見!】カシオの“羽村技術センター実験室”見学ツアーに参加しました!
(画像=寺田理人、臼井美優、『Watch LIFE NEWS』より引用)

今回見回った耐久テストのなかで、いちばん派手でいちばん時計に衝撃が加わったであろう、加速落下衝撃試験

 耐衝撃ウオッチとして名高いG-SHOCKですが、具体的にどのようなテストを行って耐衝撃性に優れているか確認するのか、知らない人は多いハズ。

 写真の“加速落下衝撃試験機”では、機械上部にあるオレンジ色のバネで時計を最上段まであげて、コンクリートの床に勢いよく落とすという試験を行っています。
 床に落とす速度は時計が目視できないほど猛スピード。しかもバネの圧力の強さを変えつつ、ケースサイドや裏ブタなど、落下させる方向も変えて何度もテストしているそう。

 こういった多くの耐久テストをクリアしているからこそ、タフネスウオッチの代表格と呼ばれるゆえんなのです。

 今回初めて羽村技術センターにお邪魔しました。見るものすべてが新鮮でどれも非常におもしろいテストでしたが、個人的には、ファンの方たちが耐久テストを見て回るたびに“お〜”と小さく声を出していたのも印象的でした。
 本当にマニアックなツアーでしたけど、それだけファンは、公式文献でしか得られなかった耐久テストを自身の目で見て体感・体験できたことがうれしかったのだと感じます。実際、ツアー開催後のアンケート結果では、ツアーの満足度がとても高かったそうです。

 今回の実験室見学ツアーは一般の方向けには初だそうで、予想を超える応募総数があったそう。次回の開催で、参加できなかったファンの方がこの衝撃的な耐久テストの数々を見られれば良いなと思います。

【問い合わせ先】
カシオ計算機 お客様相談室
TEL:03-5334-4869

文・松本由紀(編集部)/提供元・Watch LIFE NEWS

【関連記事】
【第4回-セイコー(プレザージュ&セイコー 5スポーツ)】3大国産時計の売れ筋モデルを調査、本当に売れた時計BEST3
【1位〜5位まで一挙に紹介します】“タイムギア”読者が選んだ、欲しい腕時計ランキングTOP10-後編
進化したエル・プリメロを搭載したゼニスの意欲作、“クロノマスター スポーツ”が登場
菊地の【ロレックス】通信 No.078|小振りで着けやすいベーシックな旧エアキング
アンティークの無名クロノグラフって知ってますか?