今から約60年前、「この場所に吊り橋を掛けたら、紅葉の時期はきれいだし、滝もよく見えるし、観光名所になるんじゃないか?」酒場でそういった男のことをまわりの人間は笑った。「またそんな夢みたいなこと言って」と。

2006年に開業したこの大きな吊り橋は総工費20億円かかったが、なんとたった数年でその費用は回収されました。もう少しで15周年。累計来訪者数は1,200万人を突破しています。

当時の男の"夢みたいな話"が本当になりました。

目次

  1. 高さ日本一の吊り橋
  2. 名物ジビエバーガー
  3. 取材後の感想

高さ日本一の吊り橋

九重(ここのえ)"夢"大吊橋。長さ390m、高さ173m、人道専用吊り橋としては、高さ日本一の吊り橋です。静岡県三島市にある三島スカイウオークができるまでは橋の長さも日本一でした。大人1,800人が一度に乗っても大丈夫な橋です。

【大分】高さ日本一の吊り橋!九重「夢」大吊橋で名物ジビエバーガーをほおばる
(画像=『たびこふれ』より引用)
【大分】高さ日本一の吊り橋!九重「夢」大吊橋で名物ジビエバーガーをほおばる
(画像=『たびこふれ』より引用)

高所恐怖症の私は下を見て歩くことはできませんでした(汗)。

【大分】高さ日本一の吊り橋!九重「夢」大吊橋で名物ジビエバーガーをほおばる
(画像=『たびこふれ』より引用)

下を見ないでカメラだけ向けて撮りました。よく映っていませんが、173m下が透けて見えます。お~こわ。

【大分】高さ日本一の吊り橋!九重「夢」大吊橋で名物ジビエバーガーをほおばる
(画像=『たびこふれ』より引用)

緑深い谷が見えます。(下は見られないけど横を見るのは大丈夫)。歩いていても橋はあまり揺れませんでした。

【大分】高さ日本一の吊り橋!九重「夢」大吊橋で名物ジビエバーガーをほおばる
(画像=『たびこふれ』より引用)

吊り橋の上からは、日本の滝百選の「震動の滝」雄滝(落差83m)や雌滝(落差93m)を眺めることができます。

私が訪れたのは10月15日。紅葉にはまだ少し早かったですが、紅葉の時期にはこのような風景が見られるのだそう。

【大分】高さ日本一の吊り橋!九重「夢」大吊橋で名物ジビエバーガーをほおばる
(画像=<写真提供:九重町観光協会>、『たびこふれ』より引用)
【大分】高さ日本一の吊り橋!九重「夢」大吊橋で名物ジビエバーガーをほおばる
(画像=<写真提供:九重町観光協会>、『たびこふれ』より引用)
【大分】高さ日本一の吊り橋!九重「夢」大吊橋で名物ジビエバーガーをほおばる
(画像=<写真提供:九重町観光協会>、『たびこふれ』より引用)

これは確かにお見事ですね。

名物ジビエバーガー

高さ日本一を誇る九重「夢」大吊橋のもうひとつの目玉がジビエバーガーです。

この九重"夢大吊橋の標高は777m。辺りには鹿、猪なども多く、農家は獣害に悩まされていました。そこでそれを逆手にとって名物にしてはどうか?というアイデアから生まれたのがこのジビエバーガー。

【大分】高さ日本一の吊り橋!九重「夢」大吊橋で名物ジビエバーガーをほおばる
(画像=『たびこふれ』より引用)
【大分】高さ日本一の吊り橋!九重「夢」大吊橋で名物ジビエバーガーをほおばる
(画像=『たびこふれ』より引用)
【大分】高さ日本一の吊り橋!九重「夢」大吊橋で名物ジビエバーガーをほおばる
(画像=『たびこふれ』より引用)

鹿ガーの右隣はレディースバーガーです。

私はこの中からシシガー(猪)を食べてみました。

【大分】高さ日本一の吊り橋!九重「夢」大吊橋で名物ジビエバーガーをほおばる
(画像=『たびこふれ』より引用)

すごいボリュームです。男性の私でもガブッとかぶりつけないくらいの大きさ。これひとつでお腹いっぱいになるくらい食べ応え十分でした。猪の臭さとか硬さは感じられず、言われなければ豚肉だと思うでしょう。味噌入りのクリーミーソースでコクがさらに増します。

取材後の感想

ひとことで言えば、デカイです。雄大です。周りの緑深い風景が美しいです。ただ高所恐怖症の人には厳しいかも(笑)。もともと何もなかった山深い谷に「吊り橋を掛けたら面白いんじゃないか」といった男の言葉がこの世界を作りました。累計で1,200万人を超える人々がこの橋を訪れました。コロナが終息したら外国人観光客含め、賑やかになることでしょう。高所恐怖症の人もそれなりに楽しめますよ(笑)ジビエバーガーもぜひ!

九重「夢」大吊橋

  • 住所:大分県玖珠郡九重町田野1208
  • TEL:0973-73-3800
  • HP:九重「夢」大吊橋
  • Instagram:九重「夢」大吊橋

文・写真 シンジーノ/提供元・たびこふれ

【関連記事】
避暑地アッター湖で、クリムトセンターと「クリムトの庭園」を訪ねる
ベルリン郊外に残るベルリンの壁跡地でハイキングやサイクリングを楽しむ
高速列車「あずま」で東海岸を行く、ロンドンーエディンバラ間鉄道の旅
【北海道】異国情緒溢れる街・小樽に行ったら、たくさんの笑顔に溢れていた。
ハワイ・ハレイワタウンでランチをするなら?食べたい内容別のおすすめ5店を紹介