近年、和室のリラックス効果や機能性が見直されています。和室は座布団を好きな場所に移動して座ったり寝転んだりできますし、冬はこたつを出すなど、団らんの仕方にも変化が楽しめるのです。ただし、洋室から和室へのリフォームは、具体的な工事内容によって全体の費用が変わってきます。思い描いた通りのリフォームを実現するために、ぜひ当記事の情報を参考にしてみてください。

目次
和室の良さとは
洋室から和室にリフォームする方法や費用

和室の良さとは

洋室から和室にリフォームする方法や費用を徹底解説!天井・壁・畳の種類をご紹介!
(画像=『工具男子』より引用)

和室は、リビングや寝室として使える汎用性の高さと、本来の機能性・快適性が魅力です。畳の上に寝転がってくつろいだり、布団を敷けば寝室になったりと、和室の最大のメリットはその汎用性の高さでしょう。

また、障子があることで風通しがよく、湿気の多い時期でも涼しく過ごせます。和室に多い土壁は、寒い季節に部屋が乾燥すると湿気を放出し、適度な湿度を保つという特徴があり、天然の除湿機、加湿乾燥機として活躍します。

人気流行の和室

洋室から和室にリフォームする方法や費用を徹底解説!天井・壁・畳の種類をご紹介!
(画像=『工具男子』より引用)

最近の傾向としては、一昔前のいわゆる古い和室とは異なり、畳の良さを残しつつもスタイリッシュに変身したモダンな和室が人気です。

床の間や押入れを作らず、琉球畳を使うなど、和のテイストを残しつつ、洋室にもなじむデザインを求める方が多いようです。畳の縁の柄が増え、建具や壁紙の色でアクセントをつけた和室も人気です。

洋室から和室にリフォームする方法や費用

洋室から和室にリフォームする方法や費用を徹底解説!天井・壁・畳の種類をご紹介!
(画像=『工具男子』より引用)

洋室を和室にするために必要なリフォーム工事は、壁や床、収納、扉などの変更です。ここでは、洋室を和室にするために必要な工事と、それぞれの費用についてご紹介します。

洋室を和室に変更する際に必要な工事

和室の雰囲気を大きく左右する壁は、珪藻土や漆喰、じゅらくなどの和風クロスや塗り壁があります。クロスは和風の色や柄が豊富で、比較的安価に和室を作ることができるため便利です。

日本の住宅では、古くから塗り壁が使われてきました。調湿性、温度調節、消臭効果が高いため、四季の変化や湿度の高い日本の気候に適しており、一年を通して快適に使用することができます。

最近では、健康ブームもあり、自然素材の塗り壁が見直されています。また、漆喰は塗り方次第でカフェのような雰囲気になるおしゃれな壁材として人気があります。

6畳洋室を和室にするリフォームの費用相場

洋室から和室にリフォームする方法や費用を徹底解説!天井・壁・畳の種類をご紹介!
(画像=『工具男子』より引用)

リフォームが可能な戸建住宅やマンションの場合、部屋全体を和室にすることも可能です。この場合、フローリングの張り替えをする人が多く、大掛かりなリフォームになりがちです。

6畳の洋室を和室にリフォームする場合、フローリングを剥がし、新たに畳を敷き詰めます。既存のフローリングを剥がしてから畳を入れることで、床の高さを揃える効果があります。

また、押入れをクローゼットに変更する場合は約5万円、その他の扉の変更も約3万円かかります。畳は種類によって大きく異なりますが、1枚で約1万~1万5千円程度が相場とされています。

洋室から和室にリフォームする方法や費用を徹底解説!天井・壁・畳の種類をご紹介!
(画像=『工具男子』より引用)

これらを合計すると約40万円から50万円となり、壁紙の塗装や大規模な工事を行うと、さらに費用がかさみます。

すべてを和室に変更すると価格が上がるので、あらかじめ予算を決めて、項目に優先順位をつけておくと、施工業者と相談しやすくなります。