「ピンポン状態」とは

でも一つ疑問なんですが、どうして持ち気味なのに軟らかくすると持たなくなってしまうのでしょうか?

伊藤 さとし

「一気に軟らかくし過ぎてるとか、食わせようとして無意識にハリ付けが小さくなってるとか。覚えがない?」

そう言われれば、手水をドバッと足していたかもしれません。

伊藤 さとし

「あとはネバり過ぎてピンポン状態になってるとかも考えられるかな」

伊藤さとしのプライムフィッシング【両ダンゴの宙釣り・管理編:第3回】
(画像=ハリスの長さとエサの組み合わせ(作図:週刊へらニュース伊藤さとし)、『TSURINEWS』より 引用)

ピンポン?何ですかそれって?

伊藤 さとし

「開きが悪いと食い気のない魚までもタナ付近まで呼び込んでしまい、かえってエサがナジませにくくなる現象のことを言うんだよね。そういう感じになったことはないかな?」

あります!練ってるのに持たないことが。しかもそういう時は決まってウキが激しく上下しています。

伊藤 さとし

「食い気のある魚ならそれをひったくって食ってしまうけど、食い気がないとただナジミをジャマするだけになっちゃうことがあるんだよね。だから食いが悪い時ほど、開きって重要になるってこと。大事なことだから覚えておくといいよ」

次回も「両ダンゴの宙釣り・管理池編」です。

<週刊へらニュース伊藤さとし/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
加須吉沼
TEL=0480(61)0899

この記事は『週刊へらニュース』2022年6月17日号に掲載された記事を再編集したものになります。

提供元・TSURINEWS

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