■ポケステの「歴史」に涙

今にして思えば、ポケステは短命なゲーム機器であった。

例えばゲームボーイは89年に発売されて以降、04年にニンテンドーDSがリリースされるまで「ゲームボーイ」の名を冠した後継機が発売され、プレステにおいては今なおナンバリングの後継機が展開され続けている。

しかしポケステはその後に後継機が誕生することはなく、人々の記憶からひっそり消えていくこととなったのだ。ポケステ販売の翌年、当時の家庭用ゲーム機における覇権的存在・PlayStation 2(以下、プレステ2)がリリースされ、プレステ2のゲームがポケステ非対応だったことも、向かい風となっていたはず。

その後、ポケステは13年に携帯ゲーム機・PlayStation Vita用のアプリとして復活するのだが、実機としてのポケステが人気を博していたのはじつに短い期間であり、若い世代にとって馴染みがない存在であることは疑いようもない。

なお、話題のツイート投稿主・M.Jさんの年齢は20歳とのことで、ポケステのリリース時はまだ生まれていなかったことが判明。件のポケステは父親の持ち物だったようだ。

そして、ポケステを知らないツイッターユーザーからは「Pokémon GOの先祖なのかな?」といったコメントが寄せられていた模様。じつに時の流れを感じさせる…。

■「いま」はいずれ過去になる

現在の常識やスタンダードは、時の流れと共に少しずつ移り変わっていくもの。

例えばつい先日は、とあるツイッターユーザーが「マウスから謎の球体が出てきた」というネタツイートを投稿し、大きな話題を呼んでいたのだ。

果たして20年後には、どのようなコンテンツが主流の時代となっているのだろうか。

(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)

提供元・Sirabee

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