今年11月21日(月)に開幕する4年に一度のサッカーの祭典「FIFAワールドカップカタール2022」の公式ポスターが、カタールの首都・ドーハにあるハマド国際空港で開催されたイベントで発表。カタール人女性アーティスト、ボウサーニャ・アル・ムフタ氏がデザインを担当した。
サッカーのファンダムを象徴とするデザインに注目
カタール人女性アーティストのボウサーニャ・アル・ムフタ(Bouthayna Al Muftah)氏がデザインした公式ポスターは、8枚で構成。
メインのポスターは、伝統的な帽子が空中に投げられたシーンを表し、カタールとアラブ世界の祝意と、サッカーのファンダム(特定の分野を取り巻く熱心なファンの総称)を象徴している。そして7枚のポスターは、アラブ世界のサッカーへの情熱と家族を結び付けるものとしてゲームを示している。
アル・ムフタ氏は、と述べる。
「カタールやアラブ世界のアイデンティティといえる“集合記憶”に創作のインスピレーションを受けています。私はこれまでの作品で、過去の文化的な経験や記憶を現在に結び付け、現代的な方法で表現してきました。
今回のポスターは、このコンセプトに沿いながらカタールサッカーの文化やストーリーを表現しています。それぞれのポスターで、カタールでの祝意やファンダムを表し、メインポスターは、『クーフィーヤ(gutra)』と『エガル(egal)』(イスラム教の伝統的な帽子)が空中に投げられているシーンを表現しました。これは、アラブ地域のサッカーファンが、得点が入った際によくする行動です」
また、FIFAのマーケティング・ディレクター、ジャン – フランソア・パシー(Jean-François Pathy)氏はこう語る。
「Qatar 2022の公式ポスターは、カタールの芸術とサッカーの伝統の雰囲気を反映しています。私たちは、カタールのサッカーに対する情熱を描き、才能ある女性アーティストに世界的なスポットライトを当てた、この美しいポスターシリーズに大きな誇りを感じています」
SCのカリード・アル・マウラウィ(Khalid Al Mawlawi)副事務局長のコメントは以下の通りだ。
「これらの美しいポスターは、私たちのサッカーへの愛情と、中東とアラブ世界で最初のFIFAワールドカップを主催することへの興奮を象徴しています。
私たちの伝統的な帽子は、大会スタジアムの1つであるアル・サマーマ(Al Thamama)スタジアム、大会のロゴマーク、公式マスコットであるライーブ(La’eeb)、そして現在では公式ポスターのデザインなど、様々な大会資産で際立って活用されています。私たちの文化と遺産が、大会に関連するあらゆるものに特徴づけられていることを誇りに思います」
FIFAワールドカップ史上、初の冬季開催となるカタール大会。大陸間プレーオフもすべて終了して、日本はグループリーグE、スペイン、ドイツ、コスタリカとの対戦が決定した。
スペイン、ドイツという優勝候補との熾烈な戦いに加え、プレーオフを這い上がってきた堅守速攻のコスタリカも手強い相手。主力選手がシーズン中のヨーロッパチームに多い日本の勝利を応援したい。
文・MK/提供元・IGNITE
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