「南野拓実はカネを2倍に…」リバプールへの貢献度をセルティックOB絶賛
(画像=南野拓実 写真:Getty Images、『Football Tribe Japan』より 引用)

 リバプール所属の日本代表FW南野拓実(27)は、リーグアン(フランス1部)の強豪モナコへの移籍がほぼ確実となっている。その中、セルティックOBのフランク・マカベニー氏(62)がリバプールの収益や同選手のメンタリティに言及した。23日、英メディア『フットボール・インサイダー』が伝えている。

 南野拓実はリバプールで出場機会に恵まれず、昨年1月にサウサンプトンへレンタル移籍。リバプールに復帰して臨んだ2021/22シーズンも、プレミアリーグでわずか1試合の先発出場と出番は限られていたが、FAカップやカラバオカップ(EFLカップ)で活躍。今季の通算出場時間1000分に対して10ゴールと結果を残していた。

 そんな南野拓実には、リーズ・ユナイテッド、サウサンプトン、ウルバーハンプトン・ワンダラーズ、フルハム、モナコ、インテル、ローマなど多くのクラブからの関心が伝えられていた。

 しかし、英紙『ミラー』が今月18日に「リバプールのフォワードはモナコへの移籍を決めたと言われている。リバプールは売却益として1700万ポンド(約28億1000万円)を見込んでいる」と報道。

 英メディア『スカイスポーツ』は21日に、モナコが移籍金1550万ポンド(約26億円)を支払うことでリバプールと合意に達し、南野拓実と5年契約を結ぶ見込みと伝えている。

 その中、現役時代にセルティックやウェストハム・ユナイテッドでプレーし、サッカー評論家のフランク・マカベニー氏(62)は「どんなに良い監督でも、どんなに良い選手でも、うまくいかないことはある。どんな理由であれ、彼にとってはうまくいかなかったんだ」

 「だが、彼はお金を2倍にし、すべてをクラブにもたらした。レンタル移籍したとき、リバプールは彼の給料を払っていなかっただろうから、おそらく100万ユーロ(約1億4000万円)か200万ユーロ(約2億8000万円)くらいは彼のために稼いだだろうし、いいビジネスだよ」とリバプールが南野拓実の売却で手に入れる移籍金についてコメント。

 そして「ミナミノは給料だけもらって試合に出られないということもあり得た。彼はプレーしたがっていたし、それで(サウサンプトンへ)レンタル移籍をした。それが正しいやり方だと思う。大金をもらえるからというだけで、サッカーをする気がなく、スタンドに座っている選手が多すぎる」

 「私はそんなことできない。プレーしたいんだ。もし給料を下げなければならないのなら、私はそうするだろう」と、出場機会を強く望む同選手の姿勢を絶賛した。

 なお、リバプールは2020年1月にオーストリア1部のレッドブル・ザルツブルクから南野拓実を獲得した際、移籍金として725万ポンド(約10億円)を支払っている。モナコへの売却額を踏まえると、同選手が2冠達成とともに財政面でもリバプールに大きく貢献したと言えるだろう。

提供元・Football Tribe Japan

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