ランボルギーニ・ジャパンは2022年6月21日、世界限定112台生産のスーパースポーツカー「カウンタック LPI800-4」を日本で初公開した。

ランボルギーニ「カウンタック LPI800-4」世界112台の限定車 日本初公開
(画像=『AUTO PROVE』より引用)

このカウンタック LPI800-4は、1971年のジュネーブショーでデビューした一世を風靡したスーパーカー「カウンタック」50周年を記念して特別に112台の限定モデルとして復活させた希少モデルだ。なお112台という生産台数は、1971年に発表されたカウンタックの開発時に使用された「LP112という開発コードにちなんでいる。

ランボルギーニ「カウンタック LPI800-4」世界112台の限定車 日本初公開
(画像=『AUTO PROVE』より引用)

LPI800-4は、オリジナルのカウンタック(LP500プロトティーポ)のイメージを踏襲し、現代の技術でリファインされているが、その一方でカウンタックというブランドに対するオマージュ・モデルであり、カウンタック・ブランドの復活ではないとされている。LPI800-4は、2021年8月13日にアメリカののモントレーカーウィークのイベント「ザ・クエイル・モータースポーツ・ギャザリング」で初披露された。

ランボルギーニ「カウンタック LPI800-4」世界112台の限定車 日本初公開
(画像=『AUTO PROVE』より引用)

LPI800-4の車名の由来は、「LP」は縦置きエンジン・ミッドシップを意味し、「I」はハイブリッド、「800」は出力、「4」は4WDを意味している。

LPI 800-4は、2019年に発表された「シアン FKP 37」とシャシーやパワートレーンと共通になっている。カーボンファイバー製モノコックを採用し、4輪を駆動するハイブリッド・パワートレーンによる総合出力は599kW(814ps)。 エンジン本体は自然吸気6.5L・V12で、574kW(780ps)を発生する。

ハイブリッド・システムは48Vモーターを7速AMT内に配置したマイルドハイブリッドだ。回生ブレーキシステムから得られる電力は、リチウムイオン電池よりも軽いスーパーキャパシタに蓄えられるようになっている。なお、7速AMTはV12エンジンの前方に配置されている。

車両重量は1595kgで、前後荷重配分は43:57。動力性能は、0-100km/h加速が2.8秒、0-200km/h加速が8.6秒、最高速度355km/hと発表されている。

ランボルギーニ「カウンタック LPI800-4」世界112台の限定車 日本初公開
(画像=『AUTO PROVE』より引用)

デザインは、初代カウンタックの要素を忠実に再現。ドアが上方にスイングアップするシザードアはもちろん、フロントのブレーキ冷却用のエアスクープダクト、フロント・グリルに開けられた水平スリットなどがその例だ。

ランボルギーニ「カウンタック LPI800-4」世界112台の限定車 日本初公開
(画像=『AUTO PROVE』より引用)

ボディサイズはオリジナルの市販モデルLP400より全長730mm、全幅209mm、全高110mmサイズアップされ、全長4870mm、全幅2099mm、全高1139mm、ホイールベース2700mmとなっている。タイヤサイズは、フロント255/30ZR20、リヤ355/25ZR21。

ランボルギーニ「カウンタック LPI800-4」世界112台の限定車 日本初公開
(画像=『AUTO PROVE』より引用)

なおカウンタック LPI 800-4は今年春に発売され、発売と同時に完売となったとされており、日本に導入された車両も販売済みと推測される。

提供・AUTO PROVE

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