日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)では、日用品の空き容器回収の実証実験を行う。JACDS会員のドラッグストア3社と日用品メーカー4社が参加、6月末から12月末までの半年間続ける。

 実証実験に参加するウエルシアホールディングス、トモズ、マツキヨココカラ&カンパニーの3社が横浜市内で運営する31店の店頭に回収ボックスを設置する。回収対象はシャンプー、ボディソープ、液体洗剤などのボトルおよび詰め替え用パウチなど。ペットボトルや食品容器、発火性のある容器などは対象外。

 メーカーは、花王、P&Gジャパン、ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング、ライオンが参加する。回収した容器は破砕・ペレット(粒状)化した後、プラスチック加工工場に送り、買い物かごとして再生する。

 実証実験では、回収スキーム全体のコスト低減方法、容器の回収量、消費者へのポイント還元のあり方、店舗スタッフの役割などについて検証する。JACDSでは、空き容器の店頭回収に向けた業界共通のプラットフォーム構築を目指す。

提供元・DCSオンライン

【関連記事】
「デジタル化と小売業の未来」#17 小売とメーカーの境目がなくなる?10年後の小売業界未来予測
ユニクロがデジタル人材に最大年収10億円を払う理由と時代遅れのKPIが余剰在庫を量産する事実
1000店、2000億円達成!空白の都心マーケットでまいばすけっとが成功した理由とは
全85アカウントでスタッフが顧客と「1対1」でつながる 三越伊勢丹のSNS活用戦略とは
キーワードは“背徳感” ベーカリー部門でもヒットの予感「ルーサーバーガー」と「マヌルパン」