「1人あたり0匹~48匹」を深読み
48匹という大きな数字についつい胸を踊らせ、自分もたくさん釣れるような気分になるが、達人クラスの人がおひとりいただけで、その人以外はみなイマイチの釣果だったかもしれない。気になるのは下限の数字。下限の数字が大きければビギナーでも釣れていることになるが、下限の数字が釣果ゼロかそれに近い場合は、警戒アラートを発令しなければならない。
実際に釣果ゼロの人が何人いたのかが気になるところだ。釣果ゼロが何人いたか釣果情報にコメントがあるなら、かなり良心的で誠実な船宿だ。とくに大物狙いならまだしも、数釣りメインの釣り物で下限釣果ゼロが連日報告されているようであれば釣況はかなり厳しいと推測される。イカ類などアタリ年とハズレ年で釣果の差が大きい釣りモノなどは慎重に判断したいところだ。
とはいえ、それでも釣行に出掛けてしまうのが釣り人の悲しいサガでもある。

(画像=数釣りできるスルメイカ(提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)、『TSURINEWS』より 引用)
釣果情報が未アップ
出船したはずなのに釣果情報がアップされていない?これ、実は割とよくある。あくまで想定にはなりますが、船長的に集客効果が期待できるような芳しい釣果が上がらなかったことが理由の一つでしょう。前述のように、遊漁船も商売ですから、好釣果は掲載したいが貧果のときは掲載したくないのは人情です。一方で出船したときは必ず釣果情報を掲載している釣り船はかなり誠実さを感じます。