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DF内野貴史(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ)
すでにドイツで腕を磨いている内野貴史が、U-21日本代表でも評価を高めている。右サイドバック(SB)を本職とする内野は総合力の高さを示し、さらに1列前の右サイドハーフ(SH)でも起用されるなどユーティリティ性の高さも評価されている。
ドイツでの経験も豊富で、2020/21シーズンにはアレマニア・アーヘンでリーグ戦34試合に出場。翌2021/22シーズンは田中碧やアペルカンプ真大が所属するフォルトゥナ・デュッセルドルフへ移籍した。主力争いには割って入れなかったものの、リーグ戦2試合に出場し今後が楽しみな選手。フル代表はSBの人材不足が深刻で、スケールの大きな内野が解決策となるかもしれない。
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DFチェイス・アンリ(VfBシュツットガルト/ドイツ)
ただでさえU23アジア杯にU-21で挑んだ日本代表だったが、その中でも最年少だったのが18歳のチェイス・アンリだ。さらにセンターバック(CB)で主力を務め、年上の選手たちを相手に対応能力の高さをみせたのだから恐れ入る。ただし守備能力の高さをみせる一方で、足元の技術には課題も。準決勝のウズベキスタン戦では相手のプレッシャーに苦しめられ、ビルドアップ時のミスでピンチを招いてしまった。
しかし、2020年にU-16日本代表候補に初めて入ってから急激なステップアップをみせているアンリならば、新たな課題も成長の糧にしていくことだろう。セカンドチームからのスタートとなるシュツットガルトで、同様にセカンドチームから一気にトップチームの主力となった現日本代表の伊藤洋輝のような成長曲線を狙う。
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5選手の他にも、楽しみな選手は多い。
チェイス・アンリとCBでコンビを組んだ馬場晴也(東京ヴェルディ)、藤田譲瑠チマとボランチでコンビを組んだ山本理仁(東京ヴェルディ)、鈴木唯人とFWでコンビを組んだ細谷真大(柏レイソル)。出場機会は多くなかったもののグループステージ第2戦のサウジアラビア戦、準々決勝の韓国戦でスタメン出場し内野とは異なる特徴をみせた半田陸(モンテディオ山形)。出場は1試合ながらキックの精度の高さをみせた小久保玲央ブライアン(ベンフィカ/ポルトガル)などが挙げられる。
競争は激しければ激しいほど強化に繋がる。この世代がお互いに切磋琢磨し、多くがフル代表に割って入ることを期待したい。
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