「こんにちは!黒坂岳央(くろさかたけを)です。
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「人生を変えたい!」と思う人は少なくないでしょう。誰しも大小の違いはあれど、人生を好転させたい、今の生活を一変させたいと思っている部分をお持ちだと思います。私も高卒後、5年間ニートとフリーターをしていた頃は、心から人生を変えたいと思っていました。また、社会人になった後も、起業して自分のビジネスで成功したいと強く念じ続けていました。

その中で学んできた、「人生を変えるのにかかる時間」をお話します。

人生を大きく変えるには、どのくらいの時間がかかるのか?
(画像=『アゴラ 言論プラットフォーム』より引用)

人生を変えるにはかなりの時間が必要

多くの人は人生を変えたいと思いつつ、変えることが出来ません。その理由は「かかる時間の長さ」を見誤っていることにあります。人生を変えるには、かなりの時間がかかります。特に動き出す最初の頃の方が、かかる時間は長くなります。

たとえば私のキャリアを箇条書きにすると、どのくらい期間がかかったのかはハッキリとは分かりません。

  • 高卒後、コールセンター派遣を経て大学入学、米国の大学で会計学専攻。
  • 帰国して外資系に入社、その後数社を経て独立。
  • フルーツギフトビジネスで独立後、ジャーナリスト、作家、アフィリエイター、投資家、講演家として活動。

ざっくり書くと、たったの3行です。でも、実際に見てみるとどんな地位を得るにも、年単位の期間が必要なのです。…私はよく、他人から華麗なキャリアと、サクセスストーリーを持っていると思われてしまうのですが、そんな事はありません。箇条書きでキャリアを見ると、あたかも順風満帆のように見えますが、その一つ一つを実現させるためには、ものすごく時間がかかっています。

私は高卒後ニートをしていましたが、「そろそろバイトでも何でも働こう」と思って、コールセンター派遣で働くまでに1年間もかかってしまいました。

コールセンターで働きながら、「大学にいこう」と決心して、実際に入学するまでに4年間もかかってしまいました。

大卒後は就職して、外資系で会計やファイナンスの知識を活用して、英語を使う国際的な部署で働くまでに3-4年かかりました。その間、ずっと資格の専門学校に通って勉強をしたり、仕事で成果を出すために必死に働いていましたがかなりの時間を要しました。

2015年にフルーツギフトショップ・肥後庵を立ち上げるまでに、ゼロからサイトの制作に着手して週末起業まで1年以上かかりました。

ニュース記事を大手メディアで配信するジャーナリストの仕事の地位を得るまでに、肥後庵で働く経験を3年近く積み上げる必要がありました。

このように私は人生を変えるには、かなりの時間がかかりました。多くの人はそんなに時間がかかると思っていませんから、途中で挫折してしまうのです。

人生を大きく変えるには試行錯誤が必須

サラリーマン→経営者・個人事業主、へ転身するなど「人生を大きく変える」には、絶対に試行錯誤が必要ですから、まとまった年単位の期間が必要となります。たとえば、起業してお金を稼いでいく上でのスキルや能力以上に、価値観をまるっきり変える必要があります。

  • サラリーマンは時間を売って稼ぐ、経営者・個人事業主は仕組みで稼ぐ
  • サラリーマンは幅広い人脈が重要、経営者・個人事業主は付き合う人を絞り込むことが重要
  • サラリーマンは失敗しないことが重要、経営者・個人事業主は失敗と改善が重要

このようにまるっきり異なる価値観や、思考・行動が必要です。最初はあまりにも異なる世界観を持たなければいけないことに、心が受け入れられなかったり、試行錯誤を繰り返すことになります。ですので、最初はものすごく大変で、多くの人はその転換期に諦めてしまうのです。

人生を大きく変えるには、失敗が前提です。その失敗から成功へ転換するのには、どうしても時間がかかります。