日本政府観光局の発表によると、5月の訪日客数は14万7000人だった。4月の13万9500人に続いて2カ月連続で10万人を超えた。ただ、2019年5月との比較では94.7%の大幅減となっており、コロナ禍前の水準には遠く及ばない。
日本では3月から観光目的以外の新規入国が一定の条件下で再開され、5月には訪日観光再開に向けた実証事業が実施された。ただ、観光目的以外の新規入国の制限は続いており、欧米などに比べてインバウンド客の戻りは遅れている。
政府は6月1日から、入国者の入国時検査と入国後待機期間を見直すとともに、10日からは外国人観光客についても旅行代理店などを受け入れ責任者とする添乗員付きパッケージツアーの受け入れを再開した。個人観光客の入国制限は続くが、今後、徐々に訪日客が増えていきそうだ。
5月の訪日客数の前年同月比は約14倍だった。国・地域別ではベトナムからの訪日客が最多で3万9000人、次いで中国1万7600人、韓国8800人、インドネシア8700人、米国8100人の順だった。
提供元・DCSオンライン
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