目次
IE11のサポート終了にともなうSNSの反応は?
IE11のサポート終了後も、Edgeの「IEモード」は継続
IE11のサポート終了にともなうSNSの反応は?
SNSでは、「IE終了マジか…」「本当に困る」と終了を嘆く声のほか、「IE終了バンザーイ!」「やっとIEが消える!」と終了を喜ぶ声など、賛否両論の反応が見られました。
前者は、日本にまだ少なからぬIEユーザーがいることを前提にした懸念だと思われます。Webトラフィック解析サイトであるStatCounterによれば、2022年5月時点で日本におけるIEのシェア率は1.53%。数字だけ見れば少ないですが、日本のPCユーザーを5,000万人と仮定すると、じつに70万人以上が影響を受けることを意味します。
また日本経済新聞によれば、とくにIEの利用率が高いのは官公庁や企業とのこと。2022年3月時点で約5割の企業がIEユーザーだと指摘されており、ブラウザ移行の準備なども十分に進んでいない状況が分かります。
一方の「IE終了を喜ぶ声」は、システム/サイト開発者から多くみられました。日本でもGoogle ChromeやSafariのシェアが拡大しており、開発者はそちらを意識してシステム設計を進めています。
しかし、IEは独自規格などが多いにもかかわらず一定のユーザーがいたので、開発者はIEでも正常に動作するシステムやサイトを制作する必要があったのです。
こうした「IEへの特別な配慮」から解放された喜びは大きいのかもしれません。
IE11のサポート終了後も、Edgeの「IEモード」は継続
先ほども触れたように、IEのサポート終了は企業判断として当然です。
ただ、やはり私たちユーザーとしては「IEのサポート終了による影響」は気になりますよね。とくに官公庁のHPなどはIE以外のブラウザで閲覧すると表示が崩れる場合もあり、かといって閲覧しないわけにはいきません。
この問題には、IEの後継ブラウザにあたるEdgeに以前から搭載されている「IEモード」を使えば対処可能です。
このモードを有効にすれば、IEとほぼ同じ機能をEdgeで利用でき、大きな混乱は避けられるでしょう。
「IEモード」のサポートは少なくとも2029年まで継続される予定で、この期間内にIEからの完全移行を進める必要があるでしょう。
(執筆:齊藤颯人 編集:じきるう)
【関連記事】
・フリーランスで爆死しないためのリスクマネジメント 〜独立、その前に!〜
・仕事の名義、正解ってあるの? ~フリーランス、名義をどうするか問題~
・フリーランスの名刺論 〜それ、覚えてもらえる名刺ですか?~
・"祈られない" 営業方法 ~提案の正解、たぶんこれです~
・フリーランスのアンガーマネジメント ~ちょっと待て、その一言がブタのもと~