将来の収益の柱はどうするか?
日銭は時間という資源を切り売りすればなんとでもなります。しかし、考えるべきは「将来の収益の柱」の方です。このまま日銭を稼ぎ続けても未来はありませんので、真に注力するべきはこちらです。
すべての財産を失っているという設定ですが、自分の持っている知識やスキルなどが残っているなら、それを資産に変えて販売します。そうなると導き出される答えは「情報商材」、「アフィリエイト」という答えに行き着くでしょう。
こうしたネットビジネスは「集客から販売まで」を自動化でき、利益率も極めて高く、起業コストは極限まで低いという特徴を持っています。収益化出来ればもはや日銭を稼ぐ必要がなくなりますから、その分大きく時間を空けることができるようになります。
空いた時間で更にまた別のネットビジネスをすることで、ドンドン収益性を高めることが出来ます。このサイクルを作り上げれば、経済的な問題は解消に向かうでしょう。これまでの経験や知識が残っているなら、私ならこういうやり方で起死回生を図ります。
最大の問題は「生きる目的」
経済的問題は頑張ればなんとかなりそうですが、最大の問題は「生きる目的を持つこと」の方です。人生はただ生きていれば満足できる、というものではありません。ただ、銀行の口座の残高が増えるだけでは楽しくもなんともありません。
そもそも、自分自身を幸せにする事には、幸福度の限界があるのは明らかです。自分ではなく、他の人を幸せにする生き方の方が人は幸福度の高い人生を送ることが出来ます。仕事をすることで、社会や不特定多数の人を幸せにすることが出来そうです。
しかし、問題は「家族」です。今の私には家族がいて幸せになってもらう事が生きがいの大部分を占めています。もしも、家族を失ってしまうとなると、人生を生きる目的のかなりの部分が失われてしまうので、経済的に困窮するより、遥かに大きな問題です。
ここまで妄想を進めてきましたが、仕事は失っても家族だけは失いたくないと強く感じてしまいました。仕事はその気になれば、いつからでも、そしてゼロからでもやり直せます。世の中の起業家で何回破産しても復活している人はいくらでもいますし、私も何度もビジネスを立ち上げ、潰し、また立ち上げるということをしてきました。でも、家族だけはどれだけ求めても、一朝一夕に作ることは出来ないのです。
この妄想を経て、「家族>仕事」ということを再認識しました。
黒坂 岳央
フルーツギフトショップ「水菓子 肥後庵」 代表
■ブログ1,000記事突破記念!最初で最後の読者さん対象の「超有料級の無料セミナー」を開催します。「ビジネス、テクノロジーを用いて、あなたが幸せになるための超具体的な方法」をお届けします。
■無料で不定期配信している「黒坂岳央の公式メールマガジン」。ためになる情報や、読者限定企画、イベントのご案内、非公開動画や音声も配信します。
文・黒坂 岳央/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
【関連記事】
・「お金くばりおじさん」を批判する「何もしないおじさん」
・大人の発達障害検査をしに行った時の話
・反原発国はオーストリアに続け?
・SNSが「凶器」となった歴史:『炎上するバカさせるバカ』
・強迫的に縁起をかついではいませんか?