釣り方とエサ
基本はタナ1~3本の宙釣りでエサは両マッシュ、マッシュ系両ダンゴで狙う人が大半。
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竿
川幅が狭いエリアや、水中立ち木が隣接する所では取り込み重視で11~16尺。宮の下対岸など障害物とは無縁のドン深エリアなら13~18尺。
ライン
道糸2~2.5号、ハリス1~1.2号で長さは上30~50cm下50~70cmの段差20cm前後が主流。
ハリ
使うウキによって異なる。太め(2mm径前後)のパイプトップがあるならギガリフト16~18号。通常タイプなら同9~13号。
ウキ
前述のハリと関連性が高い。釣りの組み立てに自由度を持たせたいなら1.8~2mm径パイプトップをぜひ用意してほしい。まれにロングムクトップ(1.5~1.8mm径)を使う人もいるが、エサの比重とタッチが難しくなり初心者向きではない。とくに片倉ダムの場合はチョウチンで釣ることは少ないので、余計にエサの難易度が上がる。
エサ
マッシュベースに藻べらなど集魚力の弱い麩系エサを混ぜる、またはグルバラ・カクシンなど色の濃い麩系を使う人、少数派ではあるがまったくの白(色の付いていない麩系エサ)を使う人など好みで構わない。しかしマッシュベースのエサに不慣れなら、まずは集魚力・エサの持たせやすさを重視して以下のようにエサ作りしてみよう。
(1)マッシュダンゴ、巨べら、1:1粉末マッシュ、尺上などネバリの出やすいタイプをベースに粘力付属スプーンで0~3杯を入れてよくかき混ぜる。粘力はあくまでエサ持ち調整。持たせることができるなら不要。
(2)粉と同量または10~20%増量の水でマッシュをドロドロに溶いてその後数分放置。
(3)藻べら、ペレ軽、凄麩、など好みの麩系エサを好みのタッチになるまで混ぜ合わせる。この段階で練ったりはせず、ベースのマッシュエサに麩エサがムラなく絡めばOK。
大型釣りなのに麩系エサが必要なのか?
こんな疑問が湧くかと思われるが、片倉ダムや亀山湖ではジャミ(おもにブルーギル)にエサを突っつかせて、それからが勝負の釣り場なので、集魚材ゼロのエサよりも多少でも匂いがあったほうが効果的だ。
また最終的には超軟エサで食わせることが大半なので、エサが持たないと話にならない。そのためエサ持ちをよくするベースの力が不可欠になる。それを簡単に補えるのが粘力だ。練って持たせられるなら粘力は不要。しかし、なかには練り込むのにどうしても抵抗を感じる人がいるだろう。そのような人は、ぜひ粘力を効果的に使用してほしい。
<週刊へらニュース棚網久/TSURINEWS編>
提供元・TSURINEWS
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