残業はまずまずの釣果
その後もなるべく遠くへ仕掛けを入れる。アタリが出るのはフォール中か、数回サビいた付近だけ。かなり奥を回遊しているのだろうか。しかも連発するわけではなく、釣れるタイミングがくるとポツポツ掛かり、釣れないときは反応が完全に消えてしまう。そのため常に仕掛けを入れてサビキを動かし続けていないと釣果が出ない。
申し訳程度にコマセを入れつつ、なるべく遠投して誘い続け、着実に釣果を伸ばすことに成功。私の「残業」による釣果は2時間ほどでサッパ24匹、小サバ3匹とまずまずだった。同じサビキ仕掛けでも足元を狙っている人、投げても距離が短い人は苦戦していた。
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本格的な開幕はもう少し先?
サビキとはいえ、足元に落として釣れ続けるイージーな日もあれば、投げて積極的に誘いを入れないと釣れないケースもある。サビキ釣りに来て釣果が得られないのはやはりつらいので、足元を釣る仕掛けだけでなく、投げサビキやトリックサビキを準備したり、ハリの大きさや色などを各種そろえたりして、あらゆるケースに対応できるといいだろう。
ファミリーや初心者にもうってつけのサビキ釣り。足元で連発する状況になってくればいいが、この日はそうはいかなかったようだ。本格的な開幕にはもう少し時間がかかるかもしれない。
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<週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔/TSURINEWS編>
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碧南海釣り広場
この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年6月3日号に掲載された記事を再編集したものになります。
提供元・TSURINEWS
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