ガウディ展めざして、オルセー美術館へ。火曜日で他のメジャー美術館閉館日なので賑わってる。
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ガウディのスケールを企画展に収めるのは、無理がある。バルセロナに行ったのは、もう20年以上前。もう一度じっくり、あの街でガウディの作品群を見たいな。
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興味深いのは、学生時代に描いた建物のデッサン。ものすごく緻密で繊細で、ほれぼれ。
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コローをチラ見してから(この人の風景は本当に美しい)、まだ少し時間あるので、ボナールの猫さんたちに表敬訪問。
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その前に、ルソーの猫さんにもご挨拶。この子もかわいい♪
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ボナール&ヴュイヤールの小品も愛でる。こうやって並べると、この2人、作風本当に似ている。この6枚のなかで一つだけボナール。どれだかわかる?(答えは最後に。)
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これらの作品があるのは、ボナールを中心にナビ派の大コレクターでアートのメセナだった、ゼイネブ&ジャン=ピエール・マルシ=リヴィエール夫妻の寄贈ルーム。5年くらい前にジャン=ピエール氏が亡くなった後、正式に寄贈されたそう。素晴らしいコレクション。
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ボナールの”白猫”は、ルーヴルにいるシャルダンの”エイ”、ミリ・ラ・フォレの礼拝堂にいるコクトーの”猫”と並ぶ、個人的3大最愛絵画猫。この後に、フジタの猫たちが続く。
ボナールのこの白猫には、いたく感銘を受ける。
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ボナールの猫さんたちは、とても興味深い。魚を狙っている”猫と女性”の目つきも見事。この作品、別名は”要求する猫“で、別名の方がしっくりくる(笑)。
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そして、”春の習作”に描かれた3匹(2匹じゃなくて3匹いるんだよ)の猫さんの表情も、なんともどうにもたまらなくそそられる♪
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※答:6枚中1枚のボナールは下段右端。
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々4」2022年6月7日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々4」をご覧ください。
文・加納 雪乃/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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