日本に暮らす大人の必須アイテムと言えば、やはりスマートフォンではないだろうか。一昔前であれば、お気に入りの本やゲーム機を電車に持ち込み、移動時間を使って趣味を楽しむ人が多かったが、今はスマホひとつでそのすべてが完結する。今や生活必需品となったスマホは、落下時の破損防止などの対策から、好みのケースに入れたり、ストラップを付けている人がほとんどかもしれない。

2022年6月7日に投稿された、iPhone3GSを156台持ってるじーえす君@ia9k54さんの「これは今までiPhoneにつけたストラップの中で一番大きいやつ」というツイートには、一枚の画像が添えられている。その画像にストラップとして写っていたのは、なんと懐かしのガラケーだったのだ。

「iPhoneのストラップにガラケーをつけた」ツイートがなんだかエモい
(画像=『オトナライフ』より 引用)

懐かしのガラケーをストラップに!?

投稿者のiPhone3GSを156台持ってるじーえす君さんが、スマホのストラップとしてぶら下げている携帯は、NTTドコモの第三世代携帯電話「FOMA」の端末である。大きさ以前に、ガラケーをストラップにすると、めちゃくちゃ重いのではないかという疑問は置いておいて、画像からは何とも言えないエモさが漂っている。

2003年に発売されたこちらのガラケーは、「P2102V」という機種で、当時はテレビ電話にも対応していた。もしかしたら、読者の皆さんの中にも、この端末を使用していた人がいるのではないだろうか。

筆者は、当時au派だったので「P2102V」は持っていなかったのだが、ディスプレイを回転させれば、ビデオカメラのように撮影できることが、ガジェット好きの男子に大人気の機種だったそうだ。発売当初は渋めの色が多かったので、ガラケー初の回転二軸ヒンジの機構は気になったものの、女性である筆者はどうも触手が動かなかったのだが、後からピンクとブルーの2色が発売され、docomoに乗り換えようかと迷った思い出がある。

iPhoneにストラップ穴を作るには?

日本ではこういったガラケーが普及していたことから、携帯電話には必ずストラップを通す穴がどの機種にもついていたのだが、海外製のiPhoneなどを見ると、ストラップを通す穴など空いていない。そのため、iPhoneにストラップを付けるとなると、ストラップを通す穴が空いたカバーを装着するか、イヤホンジャックやコネクタに刺すタイプのストラップを使う必要がある。刺すタイプのストラップは、すぐに抜けてしまいそうで少し不安だが、それでもストラップを付けたいのが日本人の性である。

筆者はiPhoneそのもののデザインが好きなので、できればカバーやケースには入れたくはない。しかし、落下防止用にストラップぐらいは付けたいので、いい方法はないかと探してみた。すると、なんとネジ穴に直接ストラップホールを付けられるキットがあることが判明したのである。

このキットはLightning端子の左右にあるネジを使い、ストラップを引っ掛けるフックのような物を自力で取り付けるというものだ。いろいろなメーカーからキットは発売されていたが、Apple公式には存在しないのが残念である。

キットには専用の星型ドライバも付属しており、見た目もシンプルなまま、簡単にストラップを通す穴だけを増設できるのが嬉しいポイントだ。もしも、筆者と同じような悩みをお持ちの方は、ぜひ試してみてほしい。