
日本代表DF吉田麻也(33)は今夏Jリーグ復帰が噂される中、サンプドリアを退団することがほぼ確実となったようだ。16日、サンプドリアの専門サイト『SAMP NEWS24』が伝えている。
吉田麻也は2020年1月にサウサンプトンからサンプドリアへ移籍。今年3月までセンターバックでレギュラーを張っていたが、監督交代をきっかけに出場機会が減少。クラブがセリエA残留争いを強いられる中、今年4月以降はリーグ戦で8試合中1試合の先発出場に終わっていた。
イタリア・ジェノヴァの地元紙『Il secolo XIX』をはじめ現地の複数メディアは、吉田麻也が今月末に契約満了により退団すると予想。日本国内の一部メディアは、名古屋グランパスやヴィッセル神戸など複数のJリーグクラブによる争奪戦が展開されていると報じていた。
一方、吉田麻也は日本代表の活動中に「サンプドリアから待ってくれと言われている。そこもまだどうなるかわからない」と語るなど、残留の可能性が残っていることを示唆していた。
しかし『SAMP NEWS24』は「ヨシダの将来は明確だ。サンプドリアは決断を下した」という見出しをうち、吉田麻也の退団が決定的と報道。記事内では「吉田麻也は今月末にサンプドリアから放出、彼の2022/23シーズンが決まった。サンプドリアと彼の契約が満了を迎え、今月末に彼は自由に他のクラブへのフリー移籍によりサインを交わすことができるようになる。サンプドリアは契約更新の議論を行わないと決めた」と綴られている。
なお、『Il secolo XIX』は先月末に吉田麻也の移籍先候補として浦和レッズ、FC東京、名古屋グランパスの3クラブを挙げていた。サンプドリアとの契約更新を行わないことが確実となっただけに、今後Jリーグクラブによる吉田麻也の獲得レースがより熾烈なものになるだろう。
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