元浦和ファブリシオ、Jリーグ復帰は後退?韓国クラブが争奪戦リードか
(画像=ファブリシオ 写真:Getty Images、『Football Tribe Japan』より 引用)

 かつて鹿島アントラーズや浦和レッズでプレーしていたブラジル人FWファブリシオ(32)は、ポルティモネンセ退団が噂されている。そんなファブリシオにはJリーグからのオファーが伝えられていたが、韓国移籍の可能性があるようだ。15日、ポルトガル紙『O JOGO』が伝えている。

 ファブリシオは浦和レッズ所属時にコンディション不良に悩まされると、2020年8月にポルティモネンセへ1年レンタルにより復帰。レンタル移籍期間満了を迎えた昨年7月に浦和レッズとの契約を解除すると、ポルティモネンセと新たに2024年6月までの3年契約を結んでいた。

 しかし、今季は足首の負傷により開幕から出遅れると、リーグ戦でわずか12試合の先発出場に。今年1月以降は湘南ベルマーレから復帰したブラジル人FWウェリントン・ジュニオール(29)とのポジション争いでおくれをとると、わずか1ゴールでシーズンを終えていた。

 そんなファブリシオについてポルトガル紙『ア・ボーラ』は今月8日、とあるJリーグクラブがポルティモネンセに対して同選手獲得の可能性について問い合わせを行ったと報道。中国スーパーリーグ(中国1部)の浙江緑城や韓国国内クラブからの関心も伝えていた。

 その中『O JOGO』は、ファブリシオを巡る争奪戦の行方について「彼はすでに中国、日本でプレーしており、今度は韓国の番だ」と韓国移籍の可能性を主張。

 「彼はアジアのマーケット市場にある。ポルティモネンセも選手も良い取引の可能性を閉ざすことはないだろう」と綴り、Kリーグ1(韓国1部)のFCソウルが争奪戦で優位に立っていると見解を述べている。

 FCソウルは今季ここまでリーグ戦15試合を終えて、首位の蔚山現代から18ポイント差の7位につけている。また、現在横浜F・マリノス所属のブラジル人FWアンデルソン・ロペス(28)が2018シーズンにプレーしていたクラブでもある。

 なおポルティモネンセ所属の元Jリーガーでは、元日本代表MF中島翔哉(27)や元浦和レッズのブラジル人MFエヴェルトン(29)も去就不透明である模様。2選手は今月末でポルトからポルティモネンセへのレンタル期間が満了を迎える。ポルトは両選手ともに完全移籍での放出を望んでいるが、今月14日の時点で完全獲得のオファーが届いていないと伝えられている。

提供元・Football Tribe Japan

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