BMWジャパンは2022年6月14日、2代目となる新型「2シリーズ アクティブツアラー」の発売を開始した。なおデリバリーは6月以降が予定されている。

BMW 新型「2シリーズ アクティブツアラー」国内販売スタート
(画像=『AUTO PROVE』より引用)

プレミアム・コンパクト・クラスのFF駆動のスポーツ・アクティビティ・ツアラー(多用途MPV)「2シリーズ アクティブツアラー」は、第2世代となり従来のF45型からU06型に生まれ変わった。本国では今年2月から発売が開始されている。

このニューモデルは「UKLプラットフォーム2」を採用。従来とホイールベースに変更はないが、全高の高いプロポーションの空力性能を大幅に向上させることを目指して開発された。そのため、キドニーグリルとフロントエプロン下部の吸気口は可動式エアフラップ制御を採用。

BMW 新型「2シリーズ アクティブツアラー」国内販売スタート
(画像=『AUTO PROVE』より引用)

フロントエプロン外側にはエアカーテンを設置し、左右のドアハンドルはフラッシュ一体型に、そしてリヤエンドは排気口を下側に向け高位方から見えないデザインのリアエプロンを装備している。

BMW 新型「2シリーズ アクティブツアラー」国内販売スタート
(画像=『AUTO PROVE』より引用)

エクステリア・デザインは、八角形をイメージした大型化したキドニーグリルにより存在感を高め、両サイドに流れるようにデザインされたアダプティブLEDヘッドライトを装備。リアは、ワイドかつパワフルなデザインとし、モダンでスタイリッシュな印象としている。

iX譲りのディスプレイ

インテリアは、BMWコンパクト・クラスで初となるiX譲りのカーブド・ディスプレイを採用している。カーブド・ディスプレイは、メーターパネルとコントロール・ディスプレイを一体化させ大型化し存在感を増し、運転席側に傾けることで視認性を高め、タッチ操作がしやすくなっている。

BMW 新型「2シリーズ アクティブツアラー」国内販売スタート
(画像=『AUTO PROVE』より引用)

iDriveコントローラーは廃止され、いくつかのボタンを除いて、ジェスチャーとタッチスクリーンまたは音声により操作するようになっている。

BMW 新型「2シリーズ アクティブツアラー」国内販売スタート
(画像=『AUTO PROVE』より引用)

またシフト・レバーも廃止され、センター・アームレストに操作系を全て納めるなど機能性を向上。また、センター・コンソールにQi対応スマートフォンを置くことで、置くだけ充電も可能となっている。

BMW 新型「2シリーズ アクティブツアラー」国内販売スタート
(画像=『AUTO PROVE』より引用)

リヤシートは、大人3名が座れる空間を確保するとともに、40:20:40分割可倒シートの採用により、ラゲッジ・スペースを有効活用することができる。リヤ・シートに3名が乗車した状態でもシートを最大で130mm前にスライドさせることによりラゲッジ・スペースを拡大することも可能。またスライドさせなくても背もたれを直角にすることによりラゲッジ・スペース容量を90Lも拡大することもできるなど、積載の利便性が向上している。

ボディサイズは、全長4385mm、全幅1825mm、全高1580mm(Mスポーツは1565mm)、ホイールベース2670mm。最低地上高は標準モデルが181mm、Mスポーツは166mmで15mmローダウンされている。

ガソリンとディーゼルで展開

グレード展開は、218i アクティブツアラー(ガソリン)、218d アクティブツアラー(ディーゼル)で、標準がエクスクルーシブ、スポーティ仕様がMスポーツとなっている。

BMW 新型「2シリーズ アクティブツアラー」国内販売スタート
(画像=『AUTO PROVE』より引用)

パワーユニットは、1.5L・3気筒のガソリンエンジンと、2.0L・4気筒のディーゼルエンジンをラインアップ。ガソリンエンジンは、最高出力156ps/5000 rpm、最大トルク230Nm/1500-4600rpmを発揮する高効率なツインパワー・ターボ・ガソリンエンジンだ。そしてトランスミッションは7速DCTが組み合わされている。燃費はWLTCモードで14.1km/L。

ディーゼルエンジンは、最高出力150ps/4000 rpm、最大トルク360Nm/1500-2500rpmを発生。トランスミッションは、7速DCTが組み合わされている。燃費はWLTCモードで19.5km/Lと優れている。

なお本国では、48Vスタータジェネレーター付きマイルドハイブリッド、プラグインハイブリッドもラインアップされている。