室蘭、日高、釧路、根室経由で知床羅臼方面へ行きました。北海道の道東・根室と知床の中間地点にある野付半島。
ここはネット上では「この世の果て」と言われている場所です。

目次
野付半島へ訪問
トドワラとは

野付半島へ訪問

野付半島は別海町にあり、エビみたいな形の島を車で入っていくと国後島がすぐ近くに見え、海も緑色をしています。
雪解けからすぐだったのか、殺伐とした風景が続きます。

野付半島ネイチャーセンターの所が駐車場になっていて、「この世の果て」と言われる「トトワラ」があるのはそこから1時間ほど歩かないといけない様で。木でできた遊歩道がありますが、そこも崩れている所もあり、時間の関係で歩くのを諦めました。
動物の気配すら感じられない場所になんと、鹿が5頭群れでいました。
人が見ていても、逃げる気配はなし。

北海道のこの世の果て〜野付半島へ
(画像=『北海道そらマガジン』より引用)

トドワラとは

長い時間かかって作り上げられた砂嘴(さし)の上に成立したトドマツ林が海水面の上昇あるいは砂嘴の沈降により海水におかされた枯木群に変化したものと考えられています。
枯木の大部分は樹齢90~120年のトドマツであり、その中にジ樹齢150~170年のエゾマツも混在していたことがその年輪から読み取れます。また、年輪幅(5~10mm)からこの林は極めておそい成長を続けていたことが分かります。今後、枯木群の腐朽が進み塩湿地植物群落に置き換えられつつあるのも自然が生み出す大きな流れなのでしょう。

江戸時代には国後へ渡る要所として有効矢が設けられて、北方警備のために武士も駐在していたとか。

北海道のこの世の果て〜野付半島へ
(画像=『北海道そらマガジン』より引用)