家庭菜園でバジルを虫除けしながら育てる方法を紹介します。バジルはハーブなので、『虫除けしなくても育つのでは?』と考えてしまいがち。当記事では、よく付く害虫と虫除け対策、バジルの上手な栽培方法を解説します。見た目にも美しいバジルを育てる参考にしてみてください!

Contents
バジルも虫に食べられる?虫除けしながら育てる方法!
虫除け対策前につきやすい害虫をチェック!
バジルを害虫から守る!虫除け対策と栽培方法!
簡単・手軽に虫除け対策してバジルを上手に育てよう!

バジルも虫に食べられる?虫除けしながら育てる方法!

バジルは害虫がつきにくいイメージだが…

家庭菜園でバジルを虫除けして育てるには?簡単にできる予防・駆除方法を紹介!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

バジルは、ハーブに分類される植物です。そのため、虫除け対策をしなくても簡単に育てられるイメージがあります。しかし、虫除け対策・予防しないと収穫時には、『バジルの葉が穴だらけ…』ということも。

当記事ではバジルを害虫から守るための虫除け対策や、上手な育て方を徹底解説!またバジルと一緒に育てると良いとされるコンパニオンプランツについても紹介します。上手に虫除け対策をして、自家製バジルを育ててみましょう!

虫除け対策前につきやすい害虫をチェック!

バジルによくつく害虫と被害の見分け方を解説!

家庭菜園でバジルを虫除けして育てるには?簡単にできる予防・駆除方法を紹介!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

バジルは病気に強く、初心者でも育てやすいという点から、家庭菜園初心者にも人気のハーブ。収穫後はそのまま料理に使えるので、綺麗に育てたいですよね。

しかし、バジルには害虫がつくことがあります。バジルを好む害虫は、主にハダニやヨトウムシ、アブラムシなど。虫除け対策していないと大量発生のおそれもあり、毎回の駆除が必要になります。まずは、バジルによくつく害虫と被害、見分け方を徹底解説!

虫除け前に知りたい!バジルによくつく害虫1:ハダニ

ハダニは、クモの仲間である害虫です。0.3mm〜0.5mmの小さな虫ですが、葉の裏につくと、バジルの栄養を吸い取ってしまいます。気温が高くて乾燥した場所を好むので、3月〜10月に注意が必要です。繁殖すると一気に増え、糸を張って移動します。近くの葉にも移動できるので、見つけたらすぐに駆除が必要です。

  • 被害や病変はどう見分ける?

ハダニは、葉の栄養分を吸い取ってしまいます。すると食害箇所が、栄養を失い白い斑点状に。主に葉の裏に生息するので、日頃からチェックしておきましょう。黒や茶色の小さな虫がいたら、ハダニの可能性が高いので駆除してくださいね。クモの糸が張っていたら、大量に発生しているおそれがありますので、注意しましょう。

虫除け前に知りたい!バジルによくつく害虫2:ヨトウムシ

ヨトウムシとは、「夜盗虫」と書きます。名前の通り、夜に出てきて葉を食べる害虫です。ヨトウムシは、ヨトウガという蛾の幼虫であり、年に2回発生の季節を迎えます。発生サイクルは、4月〜5月に孵化し、9月〜11月にかけて幼虫が出てきます。生息地は日本各地、一度に大量発生する危険のある厄介な害虫です。

  • 被害や病変はどう見分ける?

ヨトウムシの幼虫は、柔らかい葉肉部分を好んで食します。なので、葉の表面だけがカスカスになっていたら、ヨトウムシの仕業と判断してよいでしょう。「一晩で食べ荒らされた!」ということもあるので注意が必要です。

葉に虫を見つけたら駆除が鉄則ですが、ヨトウムシはあまり昼間に姿を現しません。土の中に隠れているので、ヨトウムシを疑ったら、土を掘り返して見つけ出しましょう。

虫除け前に知りたい!バジルによくつく害虫3:アブラムシ

家庭菜園でバジルを虫除けして育てるには?簡単にできる予防・駆除方法を紹介!
(画像=Photo by harum.koh、『暮らし〜の』より 引用)

アブラムシは、植物に群生して栄養を吸い取る害虫です。さらに、アブラムシはモザイク病ウイルスを持っており、栄養を吸い取る際、バジルへ感染してしまいます。成長している葉に寄生して繁殖するので、見つけたら注意が必要です。アブラムシには種類が多く、サイズは 2mm〜4mm、色は黒や黃、緑も存在します。

  • 被害や病変はどう見分ける?

アブラムシは、バジルの栄養を吸い取って成長するので、バジルの生育を阻害してしまいます。元気がない、葉が白っぽいなどの変化が見られたら要チェック。繁殖力が強く、あっという間に増殖してしまうので、虫除け対策をして、発生させないことがポイントです。

また、アミノ酸を好みますので、肥料の与えすぎには気をつけてください。バジルは肥料を与える機会が多い植物ですが、生長をよく観察して、多肥にならないように栽培しましょう。