サムスンディスプレイが世界で初めて走査率240Hzを採用するノート型パソコン用有機発光ダイオード(OLED)を量産する。サムスンディスプレイはこの製品を台湾パソコン会社のMSIが最近披露したノート型パソコン「レイダーGE67HX」に供給した。韓国メディア「電子新聞」が報じた。(写真:MSI)
原文記事:https://www.etnews.com/20220607000062

走査率(リフレッシュレート)は1秒間画面が実現する回数を表す数値だ。240Hzは1秒間、240Hzの画面を表示するという意味だ。走査率が高いほど動きと画面転換が速い映像を自然に表現する。

サムスンディスプレイが240Hzcc走査率ノート型パソコンのOLEDを商用化したのは初めてだ。この製品は△広い色再現力、△高い明暗比、△トゥルーブラック、△低いブルーライトなど優れた画質特性でスマートフォンを越えてノート型パソコンのユーザーに認められている。

ゲーミングノート型パソコンは画質要素だけでなく、速い応答速度、高走査率などゲームプレイに影響を与える仕様が重要だ。会社関係者は「途切れない画面を提供し、一人称シューティングゲーム(FPS)を楽しむゲーマーに人気を集めている」と話した。

MSIノート型パソコン商品企画部のクラーク・ファン副総経理は「プレミアムゲームを楽しむ消費者だけでなく、高性能愛好家、映像編集作業をするクリエイターに適している」とし「OLEDは高解像度、高走査率性能がバランスを取ってゲーミングに最適化された」と話した。

中小型ディスプレイ戦略マーケティング室のペク・ジホ室長(副社長)は「240Hz OLEDは高走査率OLEDノート型パソコンを待ってきた消費者の需要を充足させる製品」とし「差別化された特性を持つ高走査率OLEDはゲーミング市場の版図を変えるゲームチェンジャーになるだろう」と伝えた。サムスンディスプレイは、スマートフォンのOLED中心だったディスプレイ製品のラインナップを、中大型級の情報技術(IT)機器中心に拡大している。

提供元・コリア・エレクトロニクス

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