ベントレー コンチネンタルGTは、イギリス生まれの高級クーペで、伝統の丸目4灯とラジエターマトリックスグリルには、英国紳士の香りが漂います。もし所有したら毎年いくらの維持費がかかるのでしょうか。圧巻の6.0L W12ツインターボ搭載の現行モデルでシミュレーションしてみます。

Chapter
ベントレー コンチネンタルGTとは?
ベントレー コンチネンタルGTの維持費を詳しく見てみよう
年間5,000km走行時の維持費は?

ベントレー コンチネンタルGTとは?

ベントレー コンチネンタルGTの維持費は?
(画像=『CarMe』より 引用)

ベントレー コンチネンタルGTは、ベントレー社の2ドア4シーター高級クーペで、コンチネンタルRの後継モデルです。現在、現行モデルは2代目で、間もなく3代目がデビューします。ここでは、熟成された2代目コンチネンタルGTを取り上げます。

コンチネンタルGTのセダン版がフライング スパーで、両車とも2002年から2016年までVW社のフラッグシップセダンであった、日本未導入のフェートンと車体やコンポーネントの多くを共有しています。

コンチネンタルGTのボディタイプは、クローズドクーペとコンバーチブルから選択でき、エンジンはVW製6.0L W12ツインターボ、またはアウディ社と共同開発した4.0L V8ツインターボが搭載されます。

ベントレー コンチネンタルGT 2017年モデルの主要スペック

■ボディサイズ・車両重量
●全長×全幅×全高:4,820mm×1,945mm×1,410mm
●ホイールベース:2,745mm
●車両重量:2,360kg

■エンジン
●種類:W型12気筒DOHC IC付ツインターボ
●総排気量:5,998cc
●最高出力:434kW(590ps)/6,000rpm
●最大トルク:720Nm(73.42kgm)/1,800rpm
●使用燃料:無鉛プレミアムガソリン

■走行メカニズム
●駆動方式:フルタイム4WD
●変速機:8AT
●サスペンション(前/後):ダブルウィッシュボーン/マルチリンク
●ブレーキ:四輪ベンチレーテッドディスク
●タイヤサイズ:275/40ZR20

■燃費
●市街地/郊外/混合:4.6/10.2/7.0km/L

ベントレー コンチネンタルGTの維持費を詳しく見てみよう

ベントレー コンチネンタルGTの維持費は?
(画像=『CarMe』より 引用)

燃料費

まず年間のガソリン代ですが、燃費を混合の7.0km/Lで考えた場合、年間5,000km走行すると必要な燃料は715Lとなります。

使用燃料はハイオクで、リッターあたり140円/L(2017年10月平均)なので、年間のガソリン代は100,100円となります。

税金・保険

日本の自動車税制度上、新車購入で重要なのがエコカー減税対象車かどうかですが、残念ながらベントレー車ではエコカー減税対象車はありません。

毎年納付する自動車税は、排気量が5,998ccなので88,000円。

自動車重量税は、車両重量が2,360kgのため2.5t以下に該当するので、61,500円です。こちらは車検時に納めます。

また日本では公道を走行するうえで、加入しなければならない自賠責保険は、25ヶ月で26,680円。これは乗用車なら外車でも、高級車でも同じ保険料です。

整備費用

ハイパフォーマンスカーを安心して運転するためには、毎年の点検は欠かせません。法定点検費用と車検費用をベントレー・ジャパン社に尋ねてみました。

法定点検費用は83,160円。車検費用は147,960円(内訳:整備費用105,840円、代行費用など42,120円)。ともにパーツ代は含んでおらず、車検費用には重量税・自賠責・印紙代が別途必要になります。