クロダイまでもがミスバイト
下流のボイルが終わったので、中流域の橋脚下へ入る。ここは、この川の中で最も根がかりしやすいポイントだが、川底の障害物が複雑に入り組み、クロダイなどの実績の高いポイントでもある。もちろん、シーバスも行ける。
ドリフトで橋脚下へ小型ミノーを入れて行くと、クロダイらしきアタリが連発。しかしここでも食いが浅く、掛かってもバレてしまう。ルアーを追いかけて、突っついて、挙げ句、見切っているのはまさしくクロダイであった。
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30cm級クロダイ登場
小型ルアーの色を変え、サイズを変え、とっかえひっかえ投げ倒すが、いよいよ潮が引いて、川底の障害物が見え始めた。だんだん見切られたのか?アタリが遠のく。この釣りのラストは近い。
最後の集中力を振り絞ってルアーを投げると、待望のアタリがきた!今度こそ慎重にフッキングさせ、何とか30cm級のクロダイをGETした。やはり、サイズよりも嬉しさが勝る。泣きそうだ。
その後、もう一度強烈なアタリがきたが、これは乗らなかった。泣きそうだ。そして潮が引き、川底が見え始めたので無念のタイムアップとなってしまった。
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難しいが面白い
今回の釣行は満足行くものではなかったが、アタリが連発したり、大ボイルに遭遇したりと、なかなか面白い釣行であった。もう少しタックルやルアーをベイトに合わせることができれば釣果はかわっていたかもしれないと思うと、反省しかない。
これから梅雨の季節になれば、バチよりもベイトシーズンに突入し、さらに面白い釣りができるだろう。しかし、悪天候などで潮回りがよくても釣りができない日が多くなる。釣れるのに釣りに行けない。悩ましい季節でもあるが、無理をしてはいけない。
それでも釣りに行くのなら、滑りやすい足元に注意し、川なら増水にも気を付けたい。その日の釣行を安全に楽しみ、悔いの残らないナイスフィッシングを目指してほしい。
<宮坂剛志/TSURINEWSライター>
▼この釣り場について
養老川
提供元・TSURINEWS
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