トライアンフ、クラシックレンジを現代のスポーツカーと同居させるには? 5台のクルマをモダンに収める、いいとこ取りガレージの秘密
1階に大きなガレージスペースを持つ、Tさんのガレージハウス。当初プランの条件は「クルマが5台以上収納できるRC造を取り入れたガレージ」というもの。完成したガレージは1階を大きな空間を実現できるRC造で、居住スペースを木造軸組み工法とすることでコストバランスをクリアにし、設計された。
オーナーのTさんは、約10年前に「近藤光一建築設計事務所」の近藤さんと出会い、ガレージハウスを建てるならと、設計を依頼したという。建築のきっかけはアストンマーティンDB11の購入。10台ものクルマを所有し、それまで賃貸ガレージで保管していたということもあり、今回のガレージハウス建築は土地探しからスタートしたという。
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「毎日、通勤で使うクルマをガレージに入れることはストレスと考え、普段使いのクルマはアプローチに停めることを提案しました」とは、建築家の近藤さん。アウディ R8など現代のスポーツカーと、トライアンフTR3やレンジローバーなどというクラシックカーのスペースを明確にしたかったという要望もあり、ガレージのなかにガレージドアをもう1枚設け、RC造のモダンなイメージとクラシックな英国風なスペースとを分けてレイアウト。クルマ5台のスペース横には、書斎スペースをしつらえている。
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ガレージをスタイリッシュに見せるため、壁面にクルマに関するアイテムは飾らずにすべて収納することで、シャープなイメージに。床面は現代のクルマをレイアウトするエリアには90cm角のタイルを、クラシックカーのエリアにはローラーストーン工法による英国石畳風とし、見事にひとつのガレージで2つのエリアを共存させることに成功させている。ライティングは間接照明とすることでガレージ同様にモダンな雰囲気を演出。10年越しの夢をかなえたオーナーのTさんは、建築家の近藤さんと徹底的に話をして作り出したことで、妥協のないガレージハウスが完成したのであった。
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◆ガレージに収まるクルマ
2017年式 アストン・マーティンDB11
2013年式 アウディR8
2013年式 ジャガー・F Typeオープン
1994年式 レンジローバー・クラシック
1960年式 トライアンフ TR3
取材協力:近藤光一建築設計事務所
名古屋市緑区滝ノ水4-1307 Phone:052-895-5957
文・ガレージライフ編集部/提供元・CARSMEET WEB
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