どんどん気温が上がり、まさに夏直前を感じさせる今日この頃。すでにスタミナ切れで、夏バテを懸念する人も増えてきているのではないだろうか。そこで、夏を元気に過ごすためのエネルギッシュな超コッテリラーメンと、食欲がなくてもするっといただける超あっさりラーメンをご紹介。コンビニで目立っている二つのカップラーメンの魅力に迫る!

超コッテリVS超あっさり。夏の訪れを彩る個性的カップラーメンを実食!
(画像=今回は二つの個性派カップラーメンをいただいた。そのお味は?、『BCN+R』より引用)

元気な若者は必食の、その名に負けないドロドロラーメン

超コッテリVS超あっさり。夏の訪れを彩る個性的カップラーメンを実食!
(画像=日清食品「ドロラ王 ドロ、コッテリ、鶏白湯」368円、『BCN+R』より引用)

まずいただいたのは、日清食品の大看板であるラ王シリーズの最新作「ドロラ王」。パンチのあるパッケージとネーミングに、おじさんはやや気押されるが、さあどうでしょう。フタを開けると、調味料と乾燥具材の小袋がそれぞれ二つ入っており、このちょっとした豪華さがなんともラ王っぽい。

超コッテリVS超あっさり。夏の訪れを彩る個性的カップラーメンを実食!
(画像=出来上がった麺に液体スープをかけると…、『BCN+R』より引用)

乾燥具材とお湯を入れて、待つこと5分。再びフタを開けて調味料を見ると、液体スープの前に粉を入れて溶かすべし、とのこと。いつもは気にせずに全部入れる適当派だが、今回はお仕事なので手順に従う。粉を溶かして麺と絡めたので液体スープをインすると……こりゃすごい!見たことのないドロドロの液体が登場。ゆえにドロラ王なのだ。

超コッテリVS超あっさり。夏の訪れを彩る個性的カップラーメンを実食!
(画像=これで完成。見た目と香りは濃厚鶏白湯そのもの、『BCN+R』より引用)

全体を馴染ませてもドロドロぶりは健在。麺を持ち上げるとかなりの量のスープが付いてくるレベル。うへー。ちなみに筆者「天下一品」通称テンイチのこってりは10年以上前に卒業した身。大好きな味と、最後の一口まで美味い、は別次元のことになりつつある46歳。あまりにこってりはちょっと厳しいかも。と、恐る恐るとにかく一口。

ゾボボボボ。スープがドロドロなので麺をすする擬音はこんな感じ。一口の麺にかなりの量のスープが絡んでくる。ほほうー、なかなか美味いですよ、これ。ラ王ならでは歯応えある麺とスープの相性もバッチリ。濃さはテンイチで例えるとこってり半分あっさり半分の、いわいる「こっさり」程度か。ゾボ、ゾボ、ゾボボボボ。なるほど、鶏白湯の旨味が広がって、濃厚さがたまりませんぜ!

超コッテリVS超あっさり。夏の訪れを彩る個性的カップラーメンを実食!
(画像=麺をあげるとスープがたっぷりとついてくる、『BCN+R』より引用)

しかし後半になると突然、箸のスピードが落ちてくる。美味いんだけど、想像通り重い。麺は食べられるけどスープが徐々にキツくなる。やがては鶏白湯の風味もちょいと苦手に感じ始める。だから、大好きな味と、最後の一口まで美味いは別なんだって!…と我が身の老いに腹を立てながら箸を置いた。若者の皆さんなら、きっと最後の一口まで美味しくいただけるはず。嗚呼、無念。

水でじゃばじゃば冷やすタイプのラーメンに仰天

超コッテリVS超あっさり。夏の訪れを彩る個性的カップラーメンを実食!
(画像=ニュータッチ「凄麺冷やし中華 海藻サラダ風」237円、『BCN+R』より引用)

気を取り直して、お次は「冷やし中華」。こちらは昨年に夏季限定で発売され、リニューアルして今年も再登場したカップラーメンだ。麺を熱湯で柔らかくした後、冷水で熱を取るという奇抜な作り方でセンセーショナルを巻き起こしたが、まだ未体験なのでとても楽しみ。

フタを開けると海藻がたっぷり入った乾燥具材、紅生姜、そしてスープの小袋が入っていた。調味料のスープはお湯と混ぜるのが一般的だが、これはコンビニの盛りそばなどのつゆのように、そのまま麺と絡めていただくタイプだ。また今回のリニューアルによって具材の海藻類がボリュームアップしているとのこと。

お湯と乾燥具材を入れて待つこと5分。カップ焼きそばと同じように湯切り口から熱湯を流し、フタを開けると、おー、思ったよりもワカメなどの具材たっぷり。これはちょっとお得な気持ちに。しかしここで大きなミスに気づく。通常のカップラーメンと同じ感覚で、スープをフタの上に置いて温めてしまっていた。これはいかん!とすぐさまスープを冷凍庫に放り込んだ。

超コッテリVS超あっさり。夏の訪れを彩る個性的カップラーメンを実食!
(画像=冷水がなかったので水道水でじゃぶじゃぶと冷やす、『BCN+R』より引用)

そしてここからが、この商品の最大の特徴。麺を冷やすために冷水を入れて湯切り口から捨てる、という行動を繰り返す必要があるのだ。今回は冷水を用意していなかったため、水道の蛇口から水を直接イン。なかなか見ないシュールな光景となった。また、先ほどまで熱湯が入っていたこともあって、なかなか麺は冷たくならない。ジャバーと水を入れてボタボタと捨てる動作を何度か繰り返す。そのうち、湯切り口からの水の出が悪くなってくる。おいー!ワカメが裏側に貼り付いて、水が出ないじゃないー!ということで、つまったわかめをほじくり出して、パクリ食べた。

超コッテリVS超あっさり。夏の訪れを彩る個性的カップラーメンを実食!
(画像=わかめが広がり見た目は美しくないが、味は確か、『BCN+R』より引用)

ある程度冷たくなったら、冷凍庫で熱を取ったスープと紅生姜を入れて、やっと完成。ここまでの工程で若干面倒になるも、あとはただ食べるだけ!ということで、麺をすすってみると…これはなかなか美味いですぜ!頑張って冷やしたせいか、あるいは凄麺ブランドの力か、モチモチツルツル、麺のクオリティがかなり高い。大量に入っているワカメなどの海藻も歯応えが楽しく、紅生姜の香りもいい感じ。

超コッテリVS超あっさり。夏の訪れを彩る個性的カップラーメンを実食!
(画像=スープは甘酸っぱい、昔ながらの冷やし中華、『BCN+R』より引用)

ただスープをすすってみると、スーパーで売っているいわゆる冷やし中華そのままで、酸っぱく、甘く、ちょっと安っぽい感じ。この味が好き!という人もいるだろうが、筆者は夏休みの定番であるスーパーの冷やし中華があまり好きではなかったので、ちょっぴり抵抗が。ハム、錦糸卵、きゅうりなどの具材を思い出してノスタルジーな気持ちなるも、せっかく海藻たっぷりなんだからホタテ風味とかにして欲しかったと、大人のわがままを爆発させた。とはいえ、冷たくあっさりしていることもあって一瞬で完食。カップ焼きそばのように一般的なカップラーメンよりも麺の量が多く、満足度もなかなか高かった。

さて、今回は超コッテリと超あっさりの個性的カップラーメンをいただいたわけだが、おじさん真っ只中の筆者的には、食べはじめのインパクト部門、最大感動部門では「ドロラ王」が、クオリティの高い麺部門、最後の一口まで美味しかった部門では「冷やし中華」の勝利。そして個性対決では、作り方が面倒ながらなんとも珍しい「冷やし中華」に軍配が上がった。皆さんも機会あれば食べ比べてみてー。(エフェクト・山葉のぶゆき)

※記事中の価格は購入時もの

提供元・BCN+R

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