アポイ岳は様似町にある日高山脈西南端の標高810メートルの山です。標高が高くない山ですが、多くの高山植物が見られ、国の特別天然記念物に指定されています。アポイ岳を含む様似町域はアポイ岳ジオパークに認定されています。
ジオパークとは?
ジオパークとは「大地の公園」と言われ、科学的に重要な、あるいは景観として美しい地質や地形を持つ自然公園です。ジオパークとして教育やツーリズムに活用しながら、持続可能な開発を進めています。アポイ岳ジオパークは2008年に日本ジオパークに認定され、2015年にはユネスコ世界ジオパークに加盟し、世界ジオパークとしても認定されました。
世界ジオパークに認定されているのは北海道では「洞爺湖有珠山ジオパーク」とアポイ岳ジオパークの2つだけです。
アポイ岳ジオパーク
アポイ岳は地下深くのマントルから現れたかんらん岩の山だそうです。マントルとは地中深くの核の外側にある地層で、このマントルが大陸プレートの衝突で地表に現れてできたのがアポイ岳で世界的にも珍しいそうです。

(画像=『北海道そらマガジン』より 引用)