「デニーズ」を運営するセブン&アイ・フードシステムズや「ロイヤルホスト」を展開するロイヤルホールディングス(HD)など4社は、食品ロスの削減に向けてレストラン利用客が食べ残した料理の持ち帰りを促進する活動を共同で展開する。

 環境省では、飲食店などでの食べ残しを持ち帰る文化を普及する目的で、「mottECO(モッテコ)」というネーミングを公募で決定、ロゴもデザインした。

 セブン&アイ・フードシステムズとロイヤルHD、SRSHD、日本ホテルの4社は、環境省のモデル事業に共同で応募し、採択された。2023年2月末までを事業実施期間として、デニーズ、ロイヤルホストのほか、「和食さと」「東京ステーションホテル」などで、mottECOのロゴがデザインされた紙容器を用意し、持ち帰りを希望する利用客に渡す。

 4社は、持ち帰り紙容器の有償化や宅配・テークアウト容器としての活用なども検討する。

 環境省が21年にmottECOの発信を始めたことを受け、デニーズとロイヤルホストでは22年から共同で持ち帰り促進活動に取り組んできた。今回は、参加事業者を広げ、持ち帰り文化のいっそうの普及を目指す。

提供元・DCSオンライン

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