神戸ボージャンの代表歴に脚光!幻のセルビア代表入りを英メディア紹介
(画像=ボージャン・クルキッチ 写真:Getty Images,『Football Tribe Japan』より 引用)

 明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸に所属するFWボージャン・クルキッチ(31)は、過去にスペイン代表の一員として公式戦1試合でプレーしている。そんなボージャンの過去を、英メディア『90min』ポルトガル語版が紹介した。

 ボージャンは2007年に16歳という若さでバルセロナのトップチームに昇格。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(38)やアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)らとプレーする中、2007/08シーズンにいきなりラ・リーガで2桁ゴールをマークしていた。

 そして2008年8月に17歳11か月という若さでスペイン代表に初めて招集されると、9月10日にはFIFAワールドカップ・南アフリカ大会欧州予選のアルメニア戦でデビュー。しかし、その後は度重なる負傷離脱に苦しんだこともあり、スペイン代表には招集されていない。

 そんなボージャンは、セルビア人の父親を持っている。そのためセルビアサッカー協会は2016年に同選手のセルビア代表入りを認めるよう国際サッカー連盟(FIFA)に要請。しかし、スペイン代表でプレーした1試合が親善試合ではなく公式戦であることから、FIFAはこれを拒否していた。

 『90min』は今月12日、「他国の代表チームでプレーすることが許可されなかった5人の選手」と題した特集記事を掲載。セビージャ所属のモロッコ代表FWムニル・エル・ハダディ(26)や元U20ブラジルMFフェルナンド・フランシスコ・レゲス(34)らとともにボージャンも名を連ねている。

 そしてボージャンについて「ボージャンはバルセロナでブレイクを果たし、2006/07シーズンから2010/11シーズンまでバルセロナでプレーした。現在、31歳の彼はヴィッセル神戸でプレーしているが、2016年にはセルビア代表入りに挑戦した。しかし、すでにスペイン代表でプレーしていたため、FIFAから要請を却下された」と説明している。

 なお、ボージャンは2011年7月にバルセロナからローマへ移籍。ローマやミラン、アヤックス、ストーク・シティ、マインツ、デポルティーボ・アラベスなど複数クラブを渡り歩くと、昨年8月からヴィッセル神戸でプレーしている。

提供元・Football Tribe Japan

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