長崎、カリーレ新監督の争奪戦制していた!ブラジル1部からもオファー
(画像=ファビオ・カリーレ監督 写真:Getty Images,『Football Tribe Japan』より 引用)

 明治安田生命J2リーグのv・ファーレン長崎は12日、松田浩監督の解任、およびブラジル人であるファビオ・カリーレ氏の招へいを公式発表している。そのカリーレ氏はブラジル国内クラブからのオファーを断っていたようだ。

 現在48歳のカリーレ氏は、2008年7月から2016シーズン終了までブラジル1部コリンチャンスのアシスタントコーチを担当。2016シーズン終了後からおよそ1年半にわたりコリンチャンスの監督を務めると、2017シーズンにブラジル1部リーグ優勝を成し遂げている。その後は、UAEのアル・ワフダ・アブダビ、サウジアラビア1部のアル・イテハド、ブラジル1部のサントスなどをへて、今年4月からアトレチコ・パラナエンセを率いていたが、1カ月足らずで解任となっていた。

 V・ファーレン長崎の公式発表によると、カリーレ氏は来月2日のJ2リーグ第24節・ヴァンフォーレ甲府戦が初陣となる予定。それまでのリーグ戦2試合についてはU18監督の原田武男氏が指揮を執る。

 一方でブラジルメディア『TNT SPORTS』は今月11日、ブラジル1部のセアラーSCがカリーレ氏の招へいに動く可能性を伝えていた。さらにブラジルメディア『TV Gazeta』のジャーナリストは、セアラーSCが同氏に監督就任を打診したものの、Jリーグでの挑戦を選択したと報道。V・ファーレン長崎がセアラーSCとの争奪戦を制した形となっているようだ。

 なおV・ファーレン長崎は今季、開幕から3月まで黒星が先行。序盤は苦戦を強いられていたが、4月以降は7勝3分4敗と勝ち点を積み重ねていた。また、今月11日のJ2リーグ第21節・FC琉球戦では2-1で勝利。首位のアルビレックス新潟から11ポイント差の5位まで浮上していたが、クラブ幹部は全42試合中21試合を消化した時点での成績を踏まえて監督交代に踏み切っている。

提供元・Football Tribe Japan

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