名古屋とジョーの裁判問題進展?ブラジル1部退団で4億円弱の受取破棄か
(画像=ジョー 写真:Getty Images,『Football Tribe Japan』より 引用)

 かつて名古屋グランパスでプレーしていた元ブラジル代表FWジョー(35)が今月9日、ブラジル1部のコリンチャンスを退団。両者は契約解除で合意に達しているが、その内容が明らかになった。ブラジルメディア『UOL』が伝えている。

 ジョーは2020年4月に名古屋グランパスとの契約を残しているにもかかわらず無断でブラジルへ帰国し、コリンチャンスと契約を締結。名古屋グランパスが契約不履行を理由に国際サッカー連盟(FIFA)に提訴し、訴訟問題に発展している。

 その中、ジョーは今年3月に自身の誕生日を祝う目的で旅行した後にトレーニングを無断欠席。そして今月7日にはチームがリーグ戦に臨んでいる最中にサンパウロのバーで遊ぶと、翌日のトレーニングを無断欠席。クラブ幹部は選手サイドと議論を交わした末、2023年12月まで残っていた契約を解消することで合意に達している。

 『UOL』の報道によると、ジョーはコリンチャンスでの月給が70万レアル(約1900万円)だったとのこと。今回、選手サイドが2023年12月まで18か月分の給料をはじめ総額1430万レアル(約3億8500万円)の受け取りを諦めた結果、契約解除に至ったという。

 一方、契約不履行に関する訴訟問題では、FIFAがジョーとコリンチャンスに対して名古屋グランパスに340万ドル(約3億5500万円)の賠償金を支払うよう命じていたが、両者は昨年3月にスポーツ仲裁裁判所(CAS)へ上訴していた。

 そして昨年12月にはCASでの審理が開催。同選手の弁護士は遅くとも今年8月までに判決が出るという見通しを示していた。FIFAの命じた賠償金額とジョーの破棄した受取金額がいずれも3億円以上であるだけに、CASから判決が出たのか気になるところだ。

提供元・Football Tribe Japan

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