3. 山登りの雑談と山のワンポイントアドバイス
今回ご紹介しました「乾徳山」の岩稜帯の様子は写真で伝わりましたでしょうか?樹林帯あり、高原あり、岩場ありと変化に富んだ乾徳山。冒険好きな方にはぜひおすすめしたい岩稜入門に最適な山です。
もう少しお伝えしたく動画の撮影も行いましたのでぜひご覧ください。
自称、高所恐怖症の編集局シンジーノさんが鳳岩をスイスイと登ります。
この2日間の岩稜歩きでは、混雑する時間帯を上手く回避する事ができたので、鎖場で待つ時間も殆どなく、また快晴に恵まれたのでスケジュール通りの行動で歩くことができました。
楽しみにしていた山頂からのパノラマは想像以上で、残雪の頂き南アルプスの主峰の山々を始め秩父の山々、あんなに多く積もっていた雪が急激に溶けている富士山の雄姿がはっきり目に焼きつきました。
山頂から動画も撮影しましたのでぜひご覧ください。
私たちの岩稜合宿登山は無事に終了しましたが、もし雨天だったらこのようには行きません。雨の日の岩はとても滑ります。寒さも増しますので腕や指先の感覚、体力も消耗しますのでおすすめしません。
また、ヘルメットの着用も大切です。自分は滑落しない自信があっても貰い事故が発生する事があります。岩場などでピンポン玉位の石が転がり落ちて来て当たり所が悪ければ大けがに繋がります。
出発前には、天気予報をしっかり見て、岩稜登山実施の可否の判断でお出掛けください。
ところで最近、山のマナーについて思うことがあります。
急なできごとに備えて「避難小屋」が整備されている山がありますが、どうも利用者のマナーの悪さを見掛けます。
限られたスペースを譲り合う精神がなく陣取って動かない。食事をするのは良いのですが仲間通しで大声でしゃべりながら宴会気分の状態(小屋の外でお楽しみください)。深夜早朝にごそごそ荷物を纏める音がうるさいなど、営業山小屋や旅館と勘違いしているかの様な行動をしている方がいます。
ここ乾徳山にも、山梨市が管理する、立派で綺麗な避難小屋「高原ヒュッテ」がありますが、あくまでも緊急時の共有場所であることを認識してご利用いただきたいと思います。
さて、下山後の楽しみと云えばやはり温泉とご当地の料理は欠かせませんね。
今回は山梨市営の「花かげの湯」に立ち寄り隣接の食事処「はくさい」で昼食をいただきました。お湯はぬるりとしたアルカリ性泉質であまり熱くなく、ゆっくり浸かれる温泉でした。
食事処の名物料理は人気が高く、週末でお客様も多く、注文してから料理提供まで50分ほど待ちましたが、とても満足する料理でした。

どうですか~。これが人気のボリュームたっぷりの一本アナゴ天ぷらをのせた上天ぷら丼。都内のお店なら4,000円はしそうな内容ですが、ここではその半分以下の破格値で超お得です。
こんなにも素晴らしい岩稜登山。機会があったら私と一緒に登ってみませんか?
登山の紹介はまだまだ続く...
文・写真・倉山(くらさん)/提供元・たびこふれ
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