働き方が多様化する中、介護や育児で通勤が困難な方でも安心して働ける在宅ワークが増えてきています。今回は、おすすめの在宅ワークとそれぞれの特徴、在宅ワークで気をつけるべきポイントなどをご紹介します。これから在宅ワークを視野に入れてお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
自宅で仕事をする「在宅ワーク」には種類がある
自宅でできる仕事をするメリット・デメリット
自宅で仕事をする「在宅ワーク」には種類がある
まず、「仕事の種類」について説明します。在宅でできる仕事というと、細かい作業を外注で受けるというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、現在、働き方には、以下のような種類があります。まずは、自分に合った働き方のイメージを固めましょう。
社員やバイトとして働く
在宅で働ける正社員や契約社員の仕事はたくさんありますが、多くの方は知らないことが多いでしょう。
実は正社員でも好きな時間に働けるものもありますし、給料も「数十万円の固定月給」から「出来高制」まで幅広いので、誰でも自分に合った仕事が見つかるはずです。
「在宅で働きたいけど、出来高制や細かい作業は嫌だ」という方は、まず正社員や契約社員の在宅ワークを検討されることをおすすめします。
フリーランスになり業務委託を受ける
在宅ワークには、フリーランスとして個人で仕事を請け負う方法もあります。代表的な方法としては、「クラウドワークス」や「ランサーズ」などのクラウドソーシングサービスを利用して、在宅でできる仕事を請け負うという方法があります。
同サービスでは「未経験可」「在宅勤務可」の案件もあり、フリーランスの在宅ワーカーとして参入しやすくなっています。
エンジニアやコンサルティングなど、市場価値の高いスキルを持っていれば、高単価の案件を確保できる可能性もあります。
ただし、フリーランスは厚生年金や雇用保険に加入しておらず、「仕事の獲得(営業)」や「確定申告」も自分で行わなければなりません。
フリーランスは自由度が高い反面、「付随する仕事が多い」「会社員と比べると安定性に欠ける」といったデメリットがあることも覚えておきましょう。
個人でビジネスを立ち上げる
イラストレーターやプログラマー、ライターなど一部の職種では、起業することが推奨されています。個人事業主として開業届を提出し、さらに青色申告をすると、基礎控除に加えて青色申告特別控除が受けられます。
また、個人事業主の方の中には、収入が順調に増えてくると、法人化して独立開業する方も多いのではないでしょうか。
この場合、ホームページで広告を出したり、SNSで常に情報発信をしたり、営業活動を行うなどの努力が必要ですが、収入によっては節税効果が得られる可能性があります。
自宅でできる仕事をするメリット・デメリット
在宅ワークは、外に出ることなく仕事ができる、通勤時間がないので時間がある、場所を選ばず仕事ができるなど、会社勤めとは異なるメリットがあります。とはいえ、在宅ワークにもデメリットはあるので、しっかりチェックしておきましょう。
自宅でできる仕事をするメリット
主婦の方や子育てでなかなか外に働きに出られない方など、会社に勤めることが難しい方でも働くことができます。
特に、空いた時間を有効活用するために在宅ワークを始めたり、会社に勤めていても収入を増やすために在宅ワークをしたりする方が多いようです。在宅で仕事ができることはとても魅力的です。
また、通勤時間がないため、その時間を仕事や自分の時間に充てることができるのも、在宅ワークの大きなメリットです。
総務省統計局によると、全国平均の通勤時間は1時間19分と言われています。この通勤時間を家事や育児、趣味や自己学習など、プライベートの時間に充てることができると考えると、大きなメリットではないでしょうか。
また、在宅勤務は勤務時間の自由度が高いため、夜間に自分の時間を取りやすくなります。会社に勤めていると、働く場所が制限されたり、遠方への急な出張があったりと、負担になることがあります。
しかし、在宅ワークであれば、自宅や気分転換のための外出先、図書館などで仕事をすることができます。
また、就職活動では、自宅からの通勤時間を考慮して仕事を探すのが一般的ですが、在宅ワークであれば全国どこでも仕事ができ、より多くの求人に応募することが可能です。
自宅でできる仕事をするデメリット
在宅ワークのデメリットは、自己管理をしっかりしなければならないことです。勤務時間を自由に設定できる反面、自己管理ができていないと仕事に支障をきたすことになります。
また、インターネットを介するため人とのコミュニケーションが取りづらく、コミュニケーション不足が仕事に悪影響を及ぼすこともあります。
わかりにくい内容はWeb会議などのコミュニケーションツールを使い、人と直接話すことが求められる場合もあることを覚えておきましょう。