フィアットのスポーツブランドであるアバルト。そのラインアップの中でもアバルト595は現在のブランドを代表するモデルとも言えます。

今回はそんなアバルト595の安全装備についてチェックしていきたいと思います。

目次
先進安全機能はない?
アバルト595の充実したパッシブセーフティー

先進安全機能はない?

パッシブセーフティーが優秀!アバルト595の安全装備を徹底解説
(画像=『CarMe』より引用)

ほとんどの現行モデルには、衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報などの何かしらの先進安全機能が装備されていると言っても過言ではありません。しかし、アバルト595にはそのような装備は全くと言っていいほど装備されていません。

ここで言う先進安全機能とは、事故や衝突の被害を未然に防いだり、その被害を最小限にしたりするいわゆる「アクティブセーフティー」に関するものです。

ベースとなる500も同じですが、アバルト595はアクティブセーフティーに関する安全装備は全くと言っていいほど装備されていません。

しかし、もしも事故が起きてしまった場合、車両が危険な状態に陥った場合に乗員の安全を確保する「パッシブセーフティー」に関する装備はきちんとしているのです。これはイタリアを代表する国民車である500をベースにしているからこそのポイントと言えるでしょう。

アバルト595の充実したパッシブセーフティー

パッシブセーフティーが優秀!アバルト595の安全装備を徹底解説
(画像=『CarMe』より引用)

とてもコンパクトなボディのアバルト595ですが、エアバックの数は7つとこのクラスのモデルとしては多い数となっています。具体的には前席の乗員の前に設置されているフロントデュアルエアバッグ、前席シートに埋め込まれたサイドエアバッグ、前席のウィンドウエアバック、そして運転に備え付けられたニーエアバッグとなっています。

また、小さなボディながら、衝突時にはしっかりと乗員を保護してくれる頑丈なボディも、500とアバルト595のパッシブセーフティーがしっかりとしているポイントと言えます。アバルト595のベースとなる500は、2007年から販売されているモデルライフの長いモデルです。

2007年当時、フィアット500は欧州新型自動車評価プログラム、通称ユーロNCAPの安全性能試験で5つ星を達成しました。これは当時の超小型車クラスで頂点に立つ結果であり、小さなボディながらもしもの時も安全な設計となっています。