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DF冨安が戻ればさらに強固に
忘れてはいけないのは、守備ラインのキーマンであるDF冨安健洋の存在だ。6月シリーズに向けて選抜されるも、負傷によりパラグアイ戦を欠場し、ブラジル戦当日もチームと別メニューをこなしていた。
斯くしてブラジル戦でのDF吉田麻也のパートナーはDF板倉滉となった。目立ったミスはなかったが、冨安が代わりにセンターバックを務めていれば、遠藤は後ろを気にすることなく、もう少し高い位置でブラジルのチャンスを止められたと思われる。冨安がいることで、守備の安定感はもちろん攻撃のアクセントにもなっていただろう。
一方、ブラジル相手に活躍したとしても、DF長友佑都は年齢も考えてカタールW杯での起用は再検討されるべきではないか。守備ラインは吉田、板倉、遠藤で中央を固め、サイドには冨安と守備的なポジションのほとんどをカバーできるDF中山雄太、そしてパラグアイ戦で代表デビューを飾ったDF伊藤洋輝を中心に考えられるべきである。
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カタールW杯グループステージ突破へ
ブラジル代表の強さの前に、日本代表は今後目指すべきサッカーのレベルを思い知らされた。しかし、カタールW杯グループステージの突破を諦めなければならないわけではない。
日本が入ったグループE。強国のスペインとドイツ、そして6月14日に行われる大陸間プレーオフのコスタリカ対ニュージーランドの勝敗によって加わるチームが決まり、対戦カードが完成となる。確かにスペインとドイツはブラジルと同等と言える際どい相手だ。しかし、日本はブラジル相手に全力を持ってすれば戦える可能性を示したのである。
まずは一勝を丁寧に掴み、このブラジル戦の勢いを持ってすれば、W杯グループステージ突破は不可能ではない。日本代表選手に夢を預けて、最後まで信じたい。
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