
かつて明治安田生命J1リーグのガンバ大阪でプレーしていた韓国代表FWファン・ウィジョ(29)は、今夏移籍の意思を固めているようだ。7日、フランスメディア『フットメルカート』が伝えている。
ファン・ウィジョは2019年7月、ガンバ大阪からジロンダン・ボルドーへ完全移籍。欧州挑戦1年目からレギュラーに定着すると、翌2020/21シーズンから2年つづけてリーグ戦で2桁ゴールをマーク。昨年にはU24韓国代表の一員として東京五輪の舞台でプレーしたほか、A代表でも主力選手としてFIFAワールドカップ・カタール大会の出場権獲得に貢献している。
一方、ボルドーは200/21シーズン終了後に深刻な財政難に見舞われる中、オーナーが交代。2021/22シーズンは序盤から黒星が先行すると、最下位で終了。2部降格が決まったことにより、ファン・ウィジョをはじめ複数選手の放出が噂されている。
『フットメルカート』の報道によると、ファン・ウィジョはボルドーとの契約を2023年6月まで残している。しかし、選手本人は韓国代表の活動参加中に記者会見で「もし良いクラブが興味を持ってくれたら、できるだけ早く(ボルドーを)去りたいですね」と語っていたという。
また、同選手にはすでにフランス1部のモンペリエやオリンピック・マルセイユからの関心が伝えられているが、ナントも移籍先候補に浮上している模様。ナントはアイントラハト・フランクフルト移籍が決まっているFWランダル・コロ・ムアニ(25)の後釜としてファン・ウィジョをリストアップしているようだ。
なお、ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、ファン・ウィジョの市場価値は推定700万ユーロ(約10億円)であるとのこと。しかし、ボルドーの専門サイト『Web Girondins』は「200万ユーロ(約2億9000万円)から300万ユーロ(約4億3000万円)のオファーがあれば、ボルドーを納得させるに十分だ」と主張している。
昨年8月にはロシア1部ゼニト・サンクトペテルブルクやポルトガル1部スポルティングCPへの移籍間近に迫っていただけに、今夏の移籍期間でも複数クラブがファン・ウィジョ獲得に動くかもしれない。
【関連記事】
・欧州5大リーグ、現行監督の長期政権ランキング。最も指揮が長いのはあの重鎮!
・超カッコ良い!東京五輪も盛り上げてきた2大フットボール・アンセム
・ヴィッセル神戸の半端ない日本代表FW補強史。大迫や武藤だけじゃない!カズや大久保も!
・【2021】低身長ながら活躍中のJ1リーガー6選!167cm以下
・【東京五輪】男子サッカー全代表チーム、市場価値ランキング&登録選手一覧。日本は何位?