イエスの教会の姿から大きくかけ離れてしまったキリスト教会
カトリック教会では2000年前降臨した聖霊は現在も働いていると考えている。すなわち、21世紀にもペンテコステが生じ、聖霊が降臨してさまざまな活動をしているというのだ。
それは「信仰告白」としては立派だが、キリスト教会の現状は聖霊に満たされたイエスの教会の姿からは残念ながら大きくかけ離れてしまっている。イエスの教えを説く聖職者の未成年者への性的虐待事件が多発し、バチカン内の不正財政問題など多くの難問に直面し、初期キリスト教会時代の燃えるような信仰の炎を失っている。
21世紀にペンテコステがあるとすれば、33歳で十字架で亡くなったイエスの生涯の真相、十字架救済の限界、再臨の問題などを明確に解明し、イエスが語りたくても語れなかった内容を私たちに明らかにするのではないか。もし、既に明らかにされた内容だとすれば、「ヨハネによる福音書」が述べているように、私たちはそれを必死に思い起こさなければならない。
文・長谷川 良
編集部より:この記事は長谷川良氏のブログ「ウィーン発『コンフィデンシャル』」2022年6月5日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はウィーン発『コンフィデンシャル』をご覧ください。
文・長谷川 良/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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