ソルト用フライでもヒット
潮が上げてきたためか、しばらくするとヒットレンジも浅くなってきた。この日は風もなく穏やかな釣り日和。魚の顔も拝めて少し余裕が出てきたところで、ちょっと遊んでみることにした。
ケースから取り出したのは、クレイジーチャーリーと呼ばれるソルト用のフライ。とはいえすでに日付も変わり、のんびり遊んでいるような時間でもない。フライロッドやテンカラザオに持ち替えるのも面倒なので、サオはそのままラインだけテンカラ用に変更する。
壁際にキャストし、そのままフォールさせていくと明確なアタリ。すかさずアワセを入れると、小さいながらもカサゴが姿を見せてくれた。良型にはほど遠いサイズだが、フライで釣れた1匹だけに感慨深い。

その後、フライを交換してさらに2匹を追加。ワームで探った後のポイントだったせいかサイズは伸びなかったが、いつもとは違う方法で狙うのは新鮮で楽しい。
探る範囲を拡大すればサイズも期待できそうだが、さすがにもう眠くて無理だ。

短時間ながら2ケタ釣果
カサゴ狙いは1時間ちょっとの短い時間だったものの、良型も含めて2ケタと納得の釣果だった。
今後は状況も上向いてくると思いたいが、根魚類は時期的にそろそろ終盤。その先は夏の魚の動向に期待したいところだ。

<週刊つりニュース中部版APC・浅井達志/TSURINEWS編>
▼この釣り場について
四日市港
この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年5月20日号に掲載された記事を再編集したものになります。
提供元・TSURINEWS
【関連記事】
・ゼロから始める「カヤックフィッシング」 マダイを釣るためのキホン5選
・船長に聞く「沖釣り初心者の心得」:東京湾LTアジ 厳選船宿8選も紹介
・大豆ではなく「魚で作った」味噌とは? 実は各地に存在する発酵魚介食材
・干物にすると飛躍的に美味しくなる海釣りターゲット4選
・釣り編集者が上天草へお試し移住 移住家族に聞く「リアルな本音」とは?