ソルト用フライでもヒット

潮が上げてきたためか、しばらくするとヒットレンジも浅くなってきた。この日は風もなく穏やかな釣り日和。魚の顔も拝めて少し余裕が出てきたところで、ちょっと遊んでみることにした。

ケースから取り出したのは、クレイジーチャーリーと呼ばれるソルト用のフライ。とはいえすでに日付も変わり、のんびり遊んでいるような時間でもない。フライロッドやテンカラザオに持ち替えるのも面倒なので、サオはそのままラインだけテンカラ用に変更する。

壁際にキャストし、そのままフォールさせていくと明確なアタリ。すかさずアワセを入れると、小さいながらもカサゴが姿を見せてくれた。良型にはほど遠いサイズだが、フライで釣れた1匹だけに感慨深い。

夜の堤防で【のべ竿×ルアー釣り】 ジグ単とフライでカサゴ2ケタ釣果
(画像=クレイジーチャーリーにヒットしたカサゴ(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志),『TSURINEWS』より 引用)

その後、フライを交換してさらに2匹を追加。ワームで探った後のポイントだったせいかサイズは伸びなかったが、いつもとは違う方法で狙うのは新鮮で楽しい。

探る範囲を拡大すればサイズも期待できそうだが、さすがにもう眠くて無理だ。

夜の堤防で【のべ竿×ルアー釣り】 ジグ単とフライでカサゴ2ケタ釣果
(画像=フライで狙うのもまた楽しい(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志),『TSURINEWS』より 引用)

短時間ながら2ケタ釣果

カサゴ狙いは1時間ちょっとの短い時間だったものの、良型も含めて2ケタと納得の釣果だった。

今後は状況も上向いてくると思いたいが、根魚類は時期的にそろそろ終盤。その先は夏の魚の動向に期待したいところだ。

夜の堤防で【のべ竿×ルアー釣り】 ジグ単とフライでカサゴ2ケタ釣果
(画像=まだ腹パンの個体も(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志),『TSURINEWS』より 引用)

<週刊つりニュース中部版APC・浅井達志/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
四日市港

この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年5月20日号に掲載された記事を再編集したものになります。

提供元・TSURINEWS

【関連記事】
ゼロから始める「カヤックフィッシング」 マダイを釣るためのキホン5選
船長に聞く「沖釣り初心者の心得」:東京湾LTアジ 厳選船宿8選も紹介
大豆ではなく「魚で作った」味噌とは? 実は各地に存在する発酵魚介食材
干物にすると飛躍的に美味しくなる海釣りターゲット4選
釣り編集者が上天草へお試し移住 移住家族に聞く「リアルな本音」とは?